「会話でオチを求めるのはハラスメント!」女性が被害を告白
「あれ? 今の話のオチは?」
誰かと話しているとき、こんなコメントを言われたことがある人もいるだろう。お笑い芸人でもないのだから、なぜわざわざ話にオチをつけなければいけないのだろうと、不快に思う人もいるようだ。
面白くない話を聞くのも苦痛かもしれないが、あまりに相手にオチを要求しすぎると「ハラスメントだ!」と言われかねない。勝手に名づけてしまうが、「オチハラ(オチハラスメント)」が生まれる可能性もあると、調査の結果明らかとなった。
■会話にオチを求められたことがあるのは4割
しらべぇでは、アンケートサイト「マインドソナー」を使って全国10代〜50代の男女337名を対象に「会話でオチを求められた経験がある?」と尋ねてみると、約4割の人が該当。
男女比も大差なく、日常でオチを要求される機会が誰にでもありうるのだとわかる。
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■「オチを求めるのはハラスメントだ!」 女性では3割が同意
また、オチを求める行為が「ハラスメントだ!」と思っている割合も調査してみると、2割がそう思っていると判明。男女別でみると、女性は3割と多い結果に。
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■心の傷は大きい…? 「会話するのが怖くなった」との告白も
オチハラの被害は、想像以上に大きいようだ。下記で紹介する彼女の話からは、その深刻さもうかがえる。
「高校時代に、部活の先輩に『なんでいつも話にオチがないの?』と言われ続けてきました。自分の話を面白くしようと頑張った時期もあったんですが、頑張ってもスベるので次第にバカにされていく立ち位置になってきてしまって。
それから、人と話をすることすら怖くなって、引っ込み思案な性格になってしまいました。今でも、それは直っていません」(20代女性)
相手がこうした苦痛を伴っていることは、オチを求める側は気づいていないのかもしれない。
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■オチを求められないようにするには…
また、オチを求めてしまうことがある男性にも話を聞くことができた。こちら側にも、言い分があるようなのだ。
だからオチを求められたくなければ、できるだけ短く話を済ませてみてはどうでしょう? 完結に要点だけ述べたり、先に結論から話すよう心掛けたり…。いろいろ工夫はできると思います」(30代男性)
オチを回避する対策として万全かはわからないが、防御策としては使えるかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)