SMAPに不仲説浮上…ジャニーズの人間関係は大きく変化していた
ジャニヲタ歴30年のライター、ナンシー関ヶ原です。
毎日さわがれるSMAP報道。今夜フジテレビ系『SMAP☓SMAP』で、番組の一部が生放送になると報道されていますが、気になるのが中居正広くんと木村拓哉くんの不仲説。
そんなグループメンバー同士の関係性の変化についてお伝えします。
■人気絶頂のグループほど不仲説が出たのが2000年代まで
SMAP解散騒動で再びとりあげられている、中居くんと木村くんの不仲説。真偽のほどはわかりませんが、ふたりはお互いのメールアドレスも知らないなど、さまざまな不仲説が2000年代から流れてきました。
当時は、芸能人はオモテの顔とプライベートの顔が違うのは当然、不仲説も危険な香りがして興味がわくという空気がお茶の間にあったといえるでしょう。
こんな空気が流れる背景として、日本では「仕事をするときの自分と、プライベートの自分は違って当たり前」という共通認識が2000年代まではあったのではないでしょうか。
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■プライベートでも仲良しなアイドルに価値が置かれる時代へ
しかし、SMAPが「世界で一つだけの花」を大ヒットさせた2002年頃から、お茶の間の空気は変わってきます。
この曲のメッセージは「自分と他人の間で順位をつけない」「個性を大事にしよう」。これが受け手に大きく響いたのか、仕事でもプライベートでも自分らしくありたい。1日中どこにいても、同じ人格の自分を受け入れてほしいという欲求が高まった感触があります。
皮肉にも、SMAPがヒットさせた『世界で一つだけの花』によって、アイドルに求められる像がズレ出してきたのです。芸能人も仕事中であれプレイベートであれ、同じ顔をもってほしいという欲求。そこで人気が出たのが、嵐でした。
嵐のメンバーはテレビ番組で、全員でメールをやりとりしたり、誕生日をお祝いしあったりするプライベートをたびたび披露。オモテでもウラでも同じように仲が良いイメージが、お茶の間の人気を博しました。
ジャニヲタの間では「わちゃわちゃ」という言葉も定着。もともとは関西弁で「数人でやかましく話す」という言葉でしたが、ジャニーズ用語ではメンバー同士がじゃれあって仲良くしている好ましい状態といった意味がでてきました。
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■ファンのニーズを超え「結婚宣言」までするジャニーズグループ
オモテでもウラでも、ジャニーズには「わちゃわちゃ」してほしい。そう願うヲタのニーズをはみ出したジャニーズタレントが登場! 関ジャニ∞の丸山隆平くんです。
1月16日京セラドームでのコンサートのトークで、丸山くんがメンバーに独特のアプローチをしてくるという話に。
その中で、渋谷すばるくんのソロコンサートに何度も丸山君が通い、何も言わずに楽屋にバラを1本置いたり、コンサートの女装演出ですばるくんがTバッグをはいたお尻を、楽屋で丸山くんがかじった…などのエピソードがメンバーから披露されました。
丸山くん本人は、ファンには知られたくなかったことまで暴露しやがって…という表情。
またコンサート終盤では、丸山くんとすばるくんが「結婚します!」と結婚指輪をしているていで花道をねりあるきました。ファンも「結婚おめでとう!」と掛け声をかけて大盛況。
プライベートでも仲が良い「ウラ」の話が、ボーイズラブ(BL)漫画のファンタジー世界へとねじれこんだ瞬間でした。
会場にいた多くの客は「結婚宣言」に大喜びしていましたが、関ジャニ∞BL妄想を楽しんできた一部のヲタは「すばると丸のBLが公式化されたら辛い」と悲報ととらえるツイートも散見。
「わちゃわちゃ」の先まで走ってしまった関ジャニ∞の今後の動きに注目です。