AKB48も歌ってるし!「あした頑張ろう」派は4割
NHKの朝ドラ「あさが来た」(制作=大阪放送局)の視聴率が好調だという。
昨年9月28日の放送開始以来、週平均視聴率は毎週20%超えをマーク。年末年始の放送休みを挟んだ今月も、昨年の勢いをそのままキープしている。
画像をもっと見る
■主題歌はAKB48
ドラマの主題歌「365日の紙飛行機」を歌うのは、AKB48。大阪出身でNMB48のメンバーでもある山本彩が初のセンターを務めている。歌い出しの「Aメロ」でソロを担当しているのも山本だ。
同曲の歌詞は、「願い」「愛」を乗せた紙飛行機を人生になぞらえたもの。できるだけ遠く飛ぼうとすることよりも、 どんな様子で、どんな経験をしながら飛ぼうとするか、すなわち人生は「結果」よりもむしろ「過程」の方が大切だと歌い上げている。
「思い通りにならない日は、あした頑張ろう」というフレーズも耳にやさしい。
関連記事:【仕事から猫?】AKB高橋みなみが叫んだ「努力は必ず報われる」を今更ながら調査!
■今日を頑張りたいのは20代
さて、しらべぇ編集部の調査によると「思い通りにならない日は、あした頑張ろう」と思う人の割合は43.2%。
年代別では、年齢が高い層ほど割合が大きくなる。 AKB48のファン層と重なる20代で32.7%と、最も数値が低くなっているのは興味深いところだ。
たしかに世の中は、あした頑張ったからといってどうなるものでもない事柄であふれている。しかし、今日という日にこだわらず、あしたに回せばうまくいく事柄も同じくらいたくさんあるはずだ。
そのあたりの機微に通じている人は、やはり人生経験が豊富な高年齢層ほど多くなるということなのだろうか。
関連記事:大地震への「備え」9割が不安視 阪神・淡路から21年
■自営業の過半数「あした」
職業別では、「自営業」で「あした頑張ろう」と思う人が多く、54.0%。調査した職種では唯一、過半数を超えた。
一方、最も少ないのは「自由業」で33.3%。仕事に1人で携わる個人事業主が多く人の手を借りるのが容易ではない事情もあって、「あしたでもいいんだけど、今日中にできるだけ頑張っておこう」と考えてしまうところがありそうだ。
関連記事:1000人が選んだ「チーズ料理」ランキング!1位に輝いたのは…
■あしたも、あさっても…
なお同曲は、「元気が出ないそんなときは、誰かと話そう」とも歌っている。
世の中が、誰かに話したところでどうにもならない事柄であふれているのもまた事実だが、やはり一人で抱え込んでしまうのはよろしくない。
話して泣いたり笑ったりして楽になれたら、またあした、いやあさってでもいい、頑張れるかもしれないのだから。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名