流体力学で飲み干そう!缶入りコンポタとの闘争に終止符
ようやく冬らしくなってきた今日この頃は、温かい飲み物についつい手が伸びる。小腹が空いたときなら、「缶入りコーンポタージュ」も選択肢のひとつになるだろう。
プルタブを引き、立ちのぼる「おいしい」湯気にほっこり。「あちちっ!」とすする。しかし至福のひとときは「じらされタイム」へと移る。
すなわち「コーンを最後の一粒まで味わいたいのに落ちて来ない」とイライラした経験はないだろうか。
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■大人の女性、イライラMax
しらべぇ編集部の調査によると、「缶飲料のコーンポタージュスープは、中身が飲み干せなくてイラッとする」という人の割合は32.8%。特に40代女性では、48.9%が「飲み干せないコーンの粒」にイライラを募らせていた。
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■世渡り上手もお手上げ
さらに調査を進めると、「私はウソをつくのがうまい」と思っている人の47.7%も、缶入りコンポタにイライラしていた。
ウソが上手=世渡り上手な人でも、頑として缶内にとどまり続けるコーンの粒を思い通りに操ることができず、ほぞをかんでいるようだ。
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■流体力学が「コンポタじらされ民」を救う
人々をじらせ続けて来た「コンポタ最後の一粒」。攻め落としたのは「流体力学」だった。
「粒入りコーンスープの飲み口の下を少しつぶしておくと粒を残さず飲める、と流体力学の先生が言ってた」というツイートを思い出してやってみたら、本当でした。最後にひっかかったひと粒も、吸い出すとすぐ出てきました。流体力学おそるべし。 pic.twitter.com/bo5Q2YjW
— 浅野 晃 / ASANO, Akira (@akiraasano) December 4, 2012
流体力学を応用すると、飲み口の少し下をへこませておくことでポタージュが渦を巻き、粒が落ちやすくなるらしい。
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■学問が生活に役立った例
学生時代は「こんなことを勉強しても役に立たない」と感じ、特に理数系の授業に身が入らなかった人も多いのでは。しかし、どんな事象にも理由があり、理由をひもとく際には学問が手助けとなる。
「最後の一粒」を深追いする余り、逆さにした缶を口に当てつつ「粒よ出でよ」と激しく缶を振る。缶は前歯に当たるがそれでも粒は落ちない。ならばと舌を細めて飲み口に挿入し、ひたすら粒を追う。
この姿、年を重ねた大人としてはいかにも不格好。 流体力学を根拠とした小技が、「コンポタとのスマートなお付き合い」への一助となれば幸いである。
(文/しらべぇ編集部・上泉純)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名