デートスポットに最適な古墳が都内に【ちょっと気になる地理話】

どうも！　地図地理芸人、火災報知器の小林です。

突然ですがみなさん、古墳に興味ありませんか？　そう、学生時代に１度は誰もが耳にしたことのある、歴史の授業なんかで習った古墳です。

どこか遠くの国の話のイメージがある古墳ですが、じつは都内の赤羽橋駅から徒歩5分のところで見ることができるんです。今回は、東京タワーがしっかり見えてデートにも使えちゃう「芝丸山古墳」を紹介します。

■日本には約16万基の古墳が！

古墳というのは砕けて言うと「偉い人のお墓」。そんな古墳が日本にどのくらいあるのかご存知でしょうか？　なんと、約16万基もあるのです！

「お墓なのでそりゃあるだろう」と言われたらそれまでですが、コンビニの数が約5万店だと考えると、その数の多さがわかるでしょう。

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■いざ、芝丸山古墳へ！

さて、芝公園内にある芝丸山古墳ですが、隣には増上寺があります。看板にはしっかりと「芝丸山古墳」の文字が！

芝丸山古墳は思っていた以上に大きく、全長は約100ｍもあります。5世紀ごろに建てられたと思われているこの古墳に今から登るのだが…お墓に登るのは少し申し訳ない気持ちも。

さあ、登りきるとそこには公園がありました。休憩している方もいて、憩いの場になっていましたよ。

さらに、ここにはあの地図の父である伊能忠敬先生の功績をたたえた「伊能忠敬測地遺功表」なるものがありました！　これは、測量の起点が芝公園の近くであったことから建てられた記念碑なのです。

お墓の上に記念碑を立てちゃうって、なかなかカオスなことしてますよね。

下に降りると、芝丸山古墳の説明書きと石柱がありました。これがあると、きちんとした遺跡っぽいですね。芝丸山古墳は、都指定の史跡としても認定されているのです。

そして！

古墳を登っている途中からみえる東京タワー。歴史を感じながら伊能忠敬先生に感謝して、東京タワーを眺める。いやー、古墳でデートもなかなか悪くないでしょう？　こんなのが都心の一等地にあるなんて、なかなか素敵じゃないですか！？

今度の休みに、古墳から東京タワーを眺めて気になるあの人とデートをしてみてはいかがでしょう。まっ、古墳ってお墓なんだけどね。

【芝山古墳】
住所　東京都港区、芝公園4-8-25

（文／小林知之・火災報知器）