レディースデーってまだ必要?男女差が顕著な結果に
さまざまな業界で『レディースデー』がすっかり浸透している今の日本社会。
この割引サービスはもともと、「女性は男性に比べ集団行動を好み、お話し好きのため口コミのきっかけになる」というマーケティングの観点から生まれたもの。
デパートが水曜日定休だった当時、映画館の女性入場者が減少することを改善するために導入されたとも言われている。
しかし、今ではさまざまな業態に広がり、真新しさはなくなってしまったようにも思える上、中には「そこは女性限定にしなくてもいいのでは?」という意見も。
https://twitter.com/ktmd_HRN/status/654531990159429633
スキー場の女性限定プランが露骨に安くてうらやましい
— にゃんかずฅ^•ω•^ฅ🐾 (@kaz_nya_) January 6, 2016
女性の権利を守ることは男女平等の社会を築いていく上で重要なことだが、「すみ分け」のような形で提示される平等に違和感を覚えている人もいるようだ。
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■すべての世代で男女差が顕著に
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1353名に「女性優遇のキャンペーンに違和感を覚えるか否か」を調査してみた。
すべての世代において、圧倒的な男女差があることがわかる。もっとも違和感を感じているのは30代男性で4割を超えた。40代、20代も4割に迫る。
一方女性は大多数が違和感を感じておらず、40代、60代が2割とやや高い程度だった。
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■男女で意見は真っ二つ?
男性、女性にそれぞれの意見を聞いてみると…
「スキーのリフト代が圧倒的に安かった時は私も『?』と思いました。でも、食べ放題の女性割引は認めてほしい」(20代女性)
各人の「異性観」や「社会観」などが反映されやすい話題だけに、理性を失った議論になりやすい題材でもある。男女がお互いを尊重して手を取り合える社会になるには、我々に何が必要なのか、今こそ試されているのかもしれない。
(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月20日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1353名