不動産屋に聞いた「寒がりが住んではいけない部屋」の特徴
2016/02/02 07:00
2月になり、4月から始まる新生活に向けて本格的に引っ越し準備をしている人も多いだろう。部屋探しのポイントは、家賃、間取り、最寄り駅、学校や職場へのアクセスの便利さなど、さまざま。
しかしそれだけではなく、「寒がりの人は絶対にチェックしたほうがいいポイントがある」と語るのは都内不動産会社に勤務するKさん(28歳・男性)。
いわく、「部屋の寒暖を左右するポイントがいくつかあり、それは物件選びの段階であまり考慮されないし、不動産屋も話さないことがある」のだそう。
以下はそんな8つのチェックポイントである。
①角部屋はNG
「両サイドに部屋があるかどうかで、部屋の暖かさは俄然違ってきます。角部屋はそれだけ冬の冷気に触れますからね」
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②高い階にある部屋はNG
「防犯上ではいいポイントですが、高すぎるとそれだけ寒くなるのはわかりますよね? 防寒的には、せめて3階くらいまでにしておきたいものです」
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③エアコン備え付けの部屋はNG
「一見、優良物件のように思えるポイントですが、エアコンが故障気味であまり効かない場合もあります。明らかな故障でない限り、大家さんに取り換えてもらうのも気後れするでしょうし、ましてや自分のお金でやりますか?」
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④風呂の温度が調整できない部屋はNG
「古い家にはあることですが、風呂に浸かって体が冷えちゃ意味ないですよね。中には、熱湯と冷水を自分で配合していい湯加減にする必要があるところもありますが、長い目で見れば必ず面倒に感じるようになるでしょう」
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⑤川沿いの物件は寒い
「些細なことですが、影響は確実にあります。蚊や虫も多くなります」
⑥日が当たらない部屋はNG
「これは大前提でしたね。ですが、住んでない段階では、他に惹かれるポイントがあると『まあでも大丈夫っか』って思っちゃうもの」
⑦窓の面積が広い部屋
「デザイナーマンションにありがちな『やたらとガラス張りの面積の多い物件』ですが、床暖房を無意味にしてしまう威力があります。
いくら月の光が差し込んでも、間接照明の中毛布にくるまって寒さに打ちひしがれたくなんかないですよね? マッキーの『北風』は身に染みるでしょうけど」
⑧雨戸がない部屋
「これを言ってしまうともうほとんどのマンションを選べなくなってしまうのですが、雨戸がない部屋はとても寒いです。『実家がマンションだった』という方は、そもそも雨戸のありがたみを知らないかもしれませんね。
防寒だけでなく、防犯や台風時にも心強いのですが、マンションでは落下の危険やコスト面、災害時の救助の経路を考えて、設置されないことがほとんどです。管理会社や組合に交渉すれば取り付けることもできますが、却下される可能性も十分あります。私自身もずっと『なんとかならないかなあ』と思っているのですが…」
「ひとつひとつは小さなポイントだが、積み重なると部屋の温度は全然違う」だそうだ。寒がりを自覚する人は、ぜひ参考にして、取り入れられる範囲で実践してみてほしい。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)