警察の証拠品放置に都民「治安も大阪府民も怖い」と本音
大阪府警が管内で発生した5000件の事件に関する証拠品や事件書類約4300件を放置し、時効になっていたことが判明。放置された関係書類のなかには、容疑者がほぼ特定されていた事件もあったようだ。
放置された事件は、強制わいせつや窃盗で「重大な事件ではない」などと報道されているが、被害にあった人にとっては人生を左右するものであり、一刻も早く犯人を逮捕してほしいもの。
にもかかわらず、警察が事件に優劣をつけ放置していたことは、市民の信頼を残っても仕方がない。
大阪府は平成26年度まで15年連続で街頭犯罪件数が全国1位で、強制わいせつ認知件数も5年連続最多。この要因に、警察の怠慢があるのかもしれない。
犯罪を犯し続ける住民、取り締まりのゆるい警察。その治安の悪さから他地域の大阪府民に対するイメージは悪く、「怖い」と感じる人も多いと聞く。
https://twitter.com/yonatsu_ayanagi/status/693969065480572928
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■大阪は怖いと感じる?
そこでしらべぇ編集部が全国の男女に「大阪府民は怖いと感じるか」を調査してみた。まず、大阪エリアとはかなり文化が異なる「東京を含む関東地方」のデータを見てみよう。
結果、関東地方在住民の約30%程度が大阪府民を「怖い」と思っていることがわかった。ちなみに、もっとも多く「怖い」と答えたのは埼玉県民だった。
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■関西地方は怖いと思わず
一方で、地元、関西エリアの調査結果は…
大阪府民が怖いと感じている人は軒並み15%程度で、もっとも怖いと感じたのは京都府だった。日頃から交流があるだけに、ほとんどの人が「怖くない」と認識しているようだ。
やはり、実際に訪れたことがあるか否かで、印象が変わるのだろうか。
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■両地方の住民に話を聞いてみると…
実際に関東、関西に住んでいる住民に話を聞いてみると…
どうやら関東民は治安の悪さや関西弁のとっつきにくさから「大阪は怖い」と感じているよう。関西民は、当然ながら言葉に違和感を覚えることはなく、人情味があるところなど大阪府の長所もわかっているため、怖さをあまり感じないのでは。
長所もたくさんある大阪だけに、犯罪件数の減少が一向に進まないのがもったいない。大阪府警にはしっかりと膿を出してもらい、治安の良い大阪府を作ってもらいたい。
(文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月20日~2016年1月24日
対象:全国20代~60代の男女1340名