『ふるさと納税』で果物王国山形の名産をこれでもかとゲット
平成20年度の開始から約7年がたった『ふるさと納税』。
もともとは都市部への人口流出により地方人口が減少し、充分な税収が得られないことから設けられた制度であり、「その存在を知っている」人は多いはずだ。
しかし、実際に利用しているかどうかとなると、結果は一変。
しらべぇ編集部が全国10~50代の男女311名を対象にアンケートサイト「マインドソナー」で行った調査では、83.3%の人が「ふるさと納税を納めたことがない」と回答した。全国的にまだまだ利用している人が少ないようだ。
ここで、「どの地域にすればよいかわからない」という人に、納税後の「お礼品」が太っ腹で豪華すぎると話題のある地域をご紹介したい。
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■ランキング常連? 食の宝庫山形の「おいしい」特典
総務省のデータによると、平成27年度上半期のふるさと納税実績ランキングにおいて、上位50位に唯一最多の8地域がランクインしている山形県。
中でも山形県内でトップの寄付を誇り、同ランキング全国2位の座についているのが、さくらんぼ産地として全国的に有名な山形県天童市だ。
すごいのはその豪華なお礼品の数々。豊かな自然で育まれた米や果物、地域ブランドの天童牛など、ご当地名産食材の豊富なラインナップが特徴だ。
とくに果物の詰め合わせは要チェック。果樹王国とも呼ばれる山形の真骨頂がこれだ。
言わずと知れたさくらんぼ産地から、さくらんぼの王様『佐藤錦』。
もも『川中島白桃』5kg(13~20玉)。
ぶどう「種なしピオーネ」2kg(2~4房)。
ラフランスの詰め合わせも。じつはラフランスの生産量日本一は、さくらんぼ同様にここ、山形県なのだ。
「早生ふじ」などりんご10kg。
このように、さまざまざ種類の果物の詰め合わせが存在する。
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■牛肉、お米、将棋の駒まで!
豪華なのは果物だけではない。
地域ブランドの「天童牛」が入った「天童牛芋煮セット4~5人前」などという特典もある。山形ならではの芋煮も堪能できるのだ。
山形が生んだお米「はえぬき」や、新ブランド「つや姫」も。食味ランキングで全国最多回数の特Aを受賞したお米である。
また、天童市は日本一の将棋駒産地としてもその名を馳せているのだが…。
この「飾り駒」も特典のひとつである。家のどこにおいても存在感を醸し出すこと間違いなし。
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■徐々に増える「ふるさと納税」への寄付
ふるさと納税の昨年の実績は、上半期のみで約228万件、およそ453.6億円の規模に成長。制度がはじまった当初の40倍を超える件数に増え、対前年度比でみても上半期だけで件数・金額ともに3倍以上の伸びを記録している。
これからますますその注目は高まると予想される。ふるさと納税を上手に利用して、「ちょっとおトクに」地方の特産品を堪能してみてはいかがだろうか。
(文・取材/しらべぇ編集部・かずきち)