郵便配達を体験！東京ソラマチ「郵政博物館」が楽しすぎ

スカイツリー横の商業ビル「東京ソラマチ」（東京都墨田区）の9階にあるのが郵政博物館だ。以前の逓信総合博物館（東京都千代田区）が大手町の再開発により閉鎖され、2014年3月、郵政博物館にリニューアルした。

■郵便配達を体験

館内は常設展示ゾーンと企画展示ゾーンに分かれ、常設展示ゾーンでは、明治以降の日本における郵便制度の成り立ちを紹介している。今では懐かしくなりつつある円筒形のポストなど、多くの資料を展示している。

ただし目玉は、郵便配達を疑似体験できる配達シミュレーター「君もポストマン！」だろう。ゲームセンターにあるバイクゲームのように、郵便用カブを画面の指示に従って運転していくもので、子供たちに大人気だった。

また世界中から集められた約33万種類の切手を国別に保管している「切手の世界」コーナーも見逃せない（撮影禁止）。

ここでは企画展「【寄贈切手展示】ダイアナ元妃を描いた切手が世界中から大集合！」を実施（3月31日まで）している。世界中を魅了した故・ダイアナ元妃が、多くの国で色鮮やかな切手にデザインされているのを見ることができる。

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■一流の作品を間近に

企画展示ゾーンでは、「奥の細道切手原画展」が開催中（3月21日まで）だ。

1990年代に発行した「奥の細道」シリーズで使われた原画や書を展示したもので、「日本郵便」「NIPPON」などの文字を重ねて、切手のデザインに作り上げる過程も紹介している。

残念ながらこちらも撮影禁止のため、チラシの写真で紹介しよう。

当代一流と言われる芸術家の作品を間近に、しかもまとまった数で見ることができるため、切手ファンだけでなく、絵や書に興味のある人にもオススメ。

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■記念切手の初日カバーも豊富に用意

博物館に隣接して、ミュージアム郵便局とミュージアムショップがある。

ミュージアム郵便局は、言うなれば郵便局の簡易出張所で、普通の切手などを販売するほか、特別な消印を押すスカイツリー型のポストもある。

切手ファンにとって見逃せないのはミュージアムショップ。「満月」と呼ばれる切手に大きくスタンプを押したものや、「初日カバー」と呼ばれる発行初日の消印が押された記念切手も。

【郵政博物館】
場所：東京ソラマチ（東京都墨田区押上一丁目1番2号）9階
開館時間：10時～17時30分
入館料：大人300円、小中高校生150円

（取材・文／しらべぇ編集部・県田勢）