自分の仕事が世の中から消えるかも…悩める職種と県民が判明
いつの時代も、テクノロジーの進化によって消えていく仕事がある。
パソコンが普及する前は、タイピストというタイプライターで文章を作成する職業があった。当時は女性の花形職業だったらしい。また現代では、セルフレジの普及によりスーパーのレジ係が全国で減少中である。
労働人口は急激に減らないため、新しい職業が生まれれば古い職業が消えていく。職業にも新陳代謝があるのだ。
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■自分の仕事が世の中から消えるかも…
問題なのは、その新陳代謝のスピードだ。元GoogleのCEOラリー・ペイジがこのように語っている。
「コンピューターが数多くの仕事をするようになる。これは私たちが『仕事をする』という考えを大きく変えることになるだろう。あなたはこんな現実は嫌だと思うかもしれないけど、これは必ず起こることなんだ」
テクノロジー進化に雇用の創造が追いつかない未来が、本当にすぐそこまで来ているのかもしれない。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1371人に、どれほどの人が「自分の仕事が世の中から消えるかもしれない」と感じているか調査してみた。
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■働き盛りの年代が意識している
すると、20~60代と幅広い年代にもかかわらず、全体で3割の人が今の仕事に危機感を感じている結果に。また年代別で比較してみると、働き盛りの30代を起点に年齢と危機感が比例しているとわかった。
20代はまだ転職が出来る年代なので意識が低いのかもしれない。自分の可能性を信じているともいえるだろう。
一方、30代は生涯をその会社に捧げると決意する年代でもあり、自分の今までの人生と同じぐらいの時間を仕事に充てることになる。不安を感じるのは当然の結果に思える。
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■悩める職種はやっぱり…
さらにもっとも危機感を感じていた職種は公務員だった。
テクノロジーの進化という意味では、マイナンバー導入で行政が連携し、作業が効率化することは明らかだ。今までできなかったリストラが実施される可能性もゼロではない。
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■こんなに差が? 危機感の感じ方が県で違い過ぎる
都道府県別でも調査をしてみると、「自動車関連企業」の頂点を極める地域で興味深い結果が得られた。『マツダ』がある広島が1番「強気」、『トヨタ』がある愛知が1番「弱気」という結果になったのだ。
技術の進化という意味では、人工知能を搭載した電気自動車など既存の自動車産業を揺るがすようなニュースもあるが、広島の底力に期待したいところである。
(文/しらべぇ編集部・ワダノヒトシ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年11月20日~2015年11月24日
対象:全国20代~60代の男女1,371名