「自称・催眠術師」に遭遇したキャバ嬢たちの接客術
夜な夜な、さまざまな人々を接客しているキャバクラ嬢。彼女たちからはキャバクラに集うお客さんにまつわる珍エピソードを聞くこともある。
そこでしらべぇ編集部が、都内近郊のキャバクラに勤務する女性たちに「変わったお客さんのエピソード」について取材したところ、それぞれ別のお店に勤務する3名のキャバクラ嬢から偶然同じ話を聞くことができた。
彼女たちは皆「催眠術をかけてくるお客さん」に遭遇したのだという。
■どんな催眠術をかけられた?
「お客さんが私の目の前に人差し指をかざして左右に動かして『この指を見つめているとだんだん俺のことが好きになってくる』みたいな感じ」(キャバ嬢A)
「親指の付け根を揉みほぐされて『ここがアソコになってくる、このまま揉み続けるとイッてしまう』と言われました」(キャバ嬢B)
「手のひらを顔の前にかざしながら『だんだん俺とくっつきたくなってきたでしょ?』とひたすら問い続けられた」(キャバ嬢C)
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■催眠術の効果は?
「ないでしょ(笑)」(キャバ嬢A)
「マッサージ的な気持ちよさはあったけど、指の付け根がアソコにはなりませんでしたね……」(キャバ嬢B)
「全く効かなかった」(キャバ嬢C)
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■催眠術をかけられている最中、どうリアクションした?
「『えー、まだ効いてないみたい!』って言い続けて、少しでも話を引っ張れるようにした。途中、他の女の子とチェンジする場面があったんだけど、『催眠術にかけられてみたいからまだここにいていいですか?』って聞いて場内指名をゲット」(キャバ嬢A)
「全く効いていないという態度を取るのもどうなのかと思ったので、『うーん、なんか気持ちいいかも……?』と曖昧な返事をし続けました」(キャバ嬢B)
「自分の体を触られそうな雰囲気だったので、それを防ぐためにお客さんの両手を握って『うん、なってきた!』って。向こうはもっと密着してほしかったみたいだけど、だったらおさわりOKのお店に行けばいいのに」(キャバ嬢C)
どのキャバ嬢も催眠術にはかからなかったようだが、接客のプロとしてかかったフリを貫いたようだ。
その催眠術がキャバ嬢と仲良くなるための口実なのか、それともある程度研究を重ねた本格的なものなのかは不明だが、「自称・催眠術師」はよくキャバクラに出没しているのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙)