習い事と塾と中学受験に関して【溜池ゴローの子育てコラム】
■子ども自身に選ばせる
ワシは、息子が物心つく頃から、いろんな習い事の選択肢を与えてきたつもりである。息子の成長にとって良さそうな習い事を見つける度に息子に話していた。
そして、彼が興味を持てば、とりあえずやらせてみる。楽しく続くようならそのまま通わせ、嫌がるようなら、すぐに辞めさせる……その繰り返しを10歳になるまでやってきた。
読者の方々のなかには、1度始めさせたことを辞めさせると、「根性のない子になってしまうのではないか」とか「やめ癖、あきらめ癖がつくのではないか」と心配する人もいらっしゃると思われる。
しかし、ワシはそうは思わない。 続けるか、辞めるか決めるのは、最終的には息子自身である。
なので、もし子供がある習い事を嫌になったにもかかわらず、親が無理矢理続けさせると、子供は「いやいやヤラされてる感」を持ったままその習い事に通うことになる。
「ヤラされてる感」を持ちながら、あることを続けていると、子供の脳みそのなかで、あらゆることに関して、「ヤラされてる感」を持ってもやることが当たり前になってしまうような気がしてならない。
ならば、嫌なものはさっさと辞めることを決断させ、次の行動にでることを進めたほうが、自分で選択する癖もつくように思われるし、効率も良いだろう。
関連記事:朝の5分で効果抜群と「学校だより」でも話題!受験生向け健康法とは
■親は見守る
自分の「やりたい」ことや、「楽しい」と感じていることのほうが、辛さの向こう側を想像しながら頑張れるとワシは思っている。
なので、息子が習い事に出かけるときや学校に出かける時はいつも、
「楽しんでこいよ」
と声をかけている。そのおかげかどうかは知らんが、今、11歳の息子は、水泳、英語、ピアノを楽しみながら頑張っている。学校の勉強も楽しんでいる様子だ。
これを読んでいる方のなかには、「これだけいろいろさせてきたのに、塾には行かせてないのか」と疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれん。
実は、息子はもうすぐ6年生になるが、進学塾には通っていないし、いままで1度も学習塾という「勉強を教えてくれる場所」には通ったことがない。
ちなみに言えば、数学に関しては、ワシが教えられるときには、教えることにしている。
今は、中学校3年の代数と中学校2年の幾何の範囲をやっているが、息子もワシとの短時間の勉強を楽しみにしてくれている。
関連記事:正しい男の生き様は、昆虫のオスにあり【溜池ゴローの子育てコラム】
■受験について
中学受験に関しては、今のところ本人が受験する必要を感じていないので、受験勉強はしていない。もちろん、中学受験の勉強も将来多いに役立つと思う。
しかし、ワシの勝手な意見だが……勉強を頑張る時期は、その子供によって違うと思っている。
以前、有名受験塾の某有名先生が書いた、中学受験の体制にシフトするかどうか迷ってる親に向けての教育本を読んだことがある。
その本のなかで、その某有名先生がいうには……
「頑張る時期」がいつ来るかは、子供によって違う。だから、自分の子供が小学校高学年で受験勉強にがんばるべきか、中学時代にがんばるべきかをしっかり見極めなければいけない……ということだ。
そして、その先生によると…… もし、小学校低学年から、自分の身の回りのことがキチンとできる子供やルールをしっかり守れたりする子は中学受験に向いているそうで、そうでないなら、まだ中学から頑張り時がくることが多い……らしい。
ワシの息子のタイプといえば……小学校の低学年の頃というか中学年になっても、身の回りのことは自分でキチンとできなかった(笑)
いつも頭の中でファンタジーを追い続け、現実のルールをしっかり理解しているかというとそうではないし、時計を読みながら生活するようになったのも、やっとこさ最近できるようになってきたくらい。
集団のなかで上手く振る舞うと言うことがヘタで、真っすぐな行動をとるので、4年生くらいまでは、人とはまともぶつかってばかりだったし…… どう考えても中学受験には向いてないだろうと判断しました(笑)
もちろん、本人が受けるというなら、どこでも受けさせるつもりだが……
関連記事:AV監督のワシが子供を育てる利点【溜池ゴローの子育てコラム】
■種まきが重要
ワシは思っている……子供が現実をいろいろ理解して、現実的な行動や生活をするようになる前に、どんどんいろんなことを経験させ、その間に大きな器になる種をまいておいたほうがいいのではないか……と。
ということで、どんなことをこれから息子に仕掛けていくか、考え時だと思っている。 お子様のいる方いない方、関係なく、いろいろご意見交換できればと思っております。
今回は以上。
(文/溜池ゴロー)