名古屋めし さつまいもでつくる『鬼まんじゅう』のレシピを紹介
「名古屋めし」といえば、ひつまぶしや味噌煮込みうどん、小倉トーストなどが有名だが、『鬼まんじゅう』はご存知だろうか?
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■『鬼まんじゅう』のメインはサツマイモ
鬼まんじゅうとは、愛知県や岐阜県など東海地方でよく見かけるお菓子。小麦粉、砂糖、一口大に切ったサツマイモを混ぜ、蒸して作る。
その起源は、戦前戦後の食料難のときに始まったと言われている。このネーミングの由来は、ゴツゴツした見た目が「鬼」や「鬼の金棒」に似ているからだとか。
東海地方以外ではなかなかお目にかかれる機会も少ないが、手作りで再現できる。和菓子屋や家庭によって作り方も異なるようだが、材料は主に以下を準備しよう。
【材料(4つ分ぐらい)】
・サツマイモ 1本
・砂糖 大さじ5ぐらい
・小麦粉 40グラムぐらい
※砂糖や小麦粉の分量は、お好みでよい。生地の甘さや膨らみが変わる。
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■「放置時間」が長く、手間のかからない調理法
①サツマイモの皮をむき、一センチのサイコロ型に切る。水で3回ぐらい洗う。
②水気をよく切り砂糖を全体にまぶし、20分~30分ほどなじませる。
③サツマイモから水分が出てくる。
その水がある状態のまま、小麦粉を混ぜる。
④5~7センチぐらいの丸い形を作り蒸し器に入れ、強火で20分蒸す (クッキングシートやアルミホイルなどをひこう)。蒸す作業は炊飯器で行う家庭もあるようだ。
⑤つまようじでサツマイモを刺して火が通っていれば完成! 小麦粉の量を増やすと、生地が増えフワッとした感じになる。
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■お腹にやさしい『鬼まんじゅう』は全国区になるか?
鬼まんじゅうの味は素朴で、サツマイモの甘さがしっかりわかるのが特徴。栗きんとんに似ている感じもあり、油をつかってないだけにフワっとしている。ネーミングはなにやら強そうだが、胃腸が弱っているときに優しい一品だ。
鬼まんじゅうは、東海地方の多くの和菓子屋で置いてあり、有名店ではすぐに売り切れるほどの人気! 名古屋の人からは、「鬼まんじゅうも全国区に!」という声もあがっているとか。
全国の皆さんが、ご近所で『鬼まんじゅう』を見つける日も近いかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・大空美南)