「生理中なら避妊なしでも妊娠しない」を信じている人が2割も
セックスにはさまざまな都市伝説がある。
セックスにはさまざまな都市伝説がある。
「セックス後に女性器をコーラで洗浄すれば避妊効果がある」「射精時に赤い玉が出たら二度と勃起しない」「30歳まで童貞でいると魔法使いになる」などなど。
これらは信憑性が低いものがほとんどであり、実際のセックスに用いた場合には取り返しのつかない事態になる可能性もある。
避妊については「生理中なら避妊なしでセックスしても妊娠しない」という話もよく聞くが、こちらも誤った説。精子は7日間ほど生きているケースがあり、生理後に排卵が起こった場合に妊娠する可能性があるのだ。
また、排卵は生理終了後から2週間前後と言われているが、体調によってその時期がずれることもあるため、妊娠希望でないかぎりは生理中でも避妊は必要。これを覚えておかないと、望まぬ妊娠を招く恐れも。
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■間違った避妊法を信じている人は2割
しらべぇ編集部では、全国の20代から60代の男女1348人に「生理中なら避妊なしでセックスしても妊娠しないと思う人」の割合を調査したが、およそ2割の人がその説を信じていることが判明した。
学生たちに向けた保健体育の授業では「生理中でも妊娠の可能性があること」をより強調して教えていかなければいけないのかも。
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■「生理中の避妊なしセックス」を実践してしまいそうな組み合わせとは?
そして性年代別の結果では、50代~60代の男性の4割程度がその説を正しいものとして認識し、また30代では男性は9.6%だが、女性はそれを上回る16.5%もの人がそう信じている。
50代~60代の男性と30代女性という組み合わせであれば、間違った避妊法を実践してしまう可能性が高まるのかもしれない。
かつてこの説を信じていたという人に話を聞いたところ、
「高校時代、彼氏が『生理中は絶対に妊娠しないんだよ』と言っていたので、それを信じて生理中は避妊せずにセックスしていたら半年後に妊娠しました。
まだ学生だったこともあり、堕胎して彼氏とも別れたのですが、いまでも後悔しています。私と同じ間違いをする人が出てこないように避妊の正しい情報が広まってほしい」(20代女性)
と、正しい知識を持っていなかったことを悔やんでいる様子。
どんなタイミングでも、妊娠を望まないかぎりはきちんと避妊するのが当たり前だという認識が広まることを願いたい。
(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代のFacebookユーザー男女1348名
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)