寂しくて眠れない夜のお供に…「寝落ち友達」が密かなブーム
友達とLINEをしながら、スマホを片手に寝てしまう。いわゆる「寝落ち」の経験をしたことがある人も少なくないはず。
最近ではそんな生活に慣れすぎて、「誰かと寝落ちせずにはいられない人」が増えているようだ。
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■20代30代に多い、寂しくて眠れない女性
全国10代~50代の男女1340名に調査したところ、夜一人で寝るのはさびしいという人は平均で15.7%。
さらに世代ごとに分けてみると、一人の夜にさびしさを感じる層は、20代30代の若者に多くなっている。また、その傾向は、男性より女性に強く見られるようだ。
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■「寝落ち」専用の友達を募集
そんな寂しさを紛らわすべく、最近では、SkypeやLINEといった無料通話を使って、ネットで出会った見ず知らずの人と話しながら寝落ちするのが密かなブームだという。
現実世界の友達ではなく、あえてネット上で「寝落ち」のための友達を作るのである。
そうして知り合った友達との会話の内容は、他愛のない日常の話や共通の趣味の話など。男女で恋人まがいの会話を楽しんだり、複数人でゲームをしながらトークしたりすることもあるようだ。
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■あくまで、寝落ちだけの関係
寝落ち友達を求める人には、どのような人々が多いのか。経験者に聞いてみた。
「目的はさまざまだが、ただ寂しさを紛らわせたいという人が多数。だから、仲良くなっても、実際に会うのはNGという人が多い」(20代男性)
「多いのは、暇を持て余している人。あと、仕事や勉強の息抜きに使っている人もいる。日常生活でも友達が多そうな人でも、周囲の人には言えない愚痴を言う場として使っている」(20代男性)
発展することも無くはないが、基本的には「寝落ち」を目的とした関係が多いようだ。
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■通話ならではの魅力とは?
ここまで聞いていると、「通話でなく、チャットでもいいのでは?」と思ってしまう人もいることだろう。そこで、通話ならではの魅力について尋ねてみた。
「一番は、実際の声を聞けること。無理に面白い話をしなくても、会話のテンポさえ合えば仲良くなれる」(20代男性)
確かに声を聞くことができれば、相手の雰囲気もなんとなくわかるし、無理に話をひねり出さなくていいのもありがたそう。寝つきの悪い夜は、見ず知らずの「寝落ち友達」と眠りにつくのもアリなのかもしれない。
(取材・文/しらべぇ編集部・じゅんぺい)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年1月22日~2016年1月24日
対象:全国20代~60代の男女1340名