バンコクでは唯一!?豚の脳みそスープが食べられる店

2016/03/06 10:00

タイ料理といえば、以前筆者が記事にした「次なるタイ料理ブームはふたたびトムヤムクンがくる!?」のように、トムヤムクンや、パクチーといった香草を使った料理や、カオマンガイを思い浮かべる人が多いだろう。

バンコク

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もちろん、そういったタイ料理はタイ人にも好まれているメニューなのだが、ほとんど知られていない“珍メニュー”も存在する。今回取り上げたいのは、バンコクにある「豚の脳みそ」が入ったスープを扱う古くからのお店だ。

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場所はワット・ポーなどの観光名所が集まるバンコクの旧市街地。豚の脳みそを扱うという「ルークチン マン サモンムー タイタン」は、この地で60年以上営んでいる。ひっそりと佇む外観だけを見ると、まさか豚の脳みそという珍味を扱っているようには映らない、どこにでもある食堂のよう。

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有名店のようで、店内には取材を受けた記事も。

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店の表には、旨い店だけに与えられる「緑の丼マーク」も掲げられていた。

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来店したのは午前中だったからか、店内にいる客は筆者ともう一組だけ。選ぶメニューはもちろん「豚の脳みそ入りスープ」だ。目の前を走る通りは往来する人も少なく、店内は静寂に包まれ、いまから「獣の脳みそ」を食すという一大事が始まる気配など微塵も無い。

しばらくすると眼下にオーダーした例のスープが現れた。中を覗き込むと、白い物体がぷかぷかと気持ち良さげに浮かんでいる…。間違いなくこれが脳みそでしょ!

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たとえ豚といえ、実際に脳みそを間近に見た人は少ないだろう。かくいう筆者も、脳みそを目の前で見たのは初めて。そんな物体を今から食おうというのである。レンゲですくい、スープとともに口へと運んだ。

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生前、豚が思考していた様々な案件が口の中で煌めいた、ような気がした。そしてそのお味とは…。食感といい、ねっとりとしていてコクがあるそれは、まさに白子だ。

正直、旨い! 調べてみると豚の脳みそは滋養強壮に優れた食材だという。

バンコクに来るならトムヤムやカオマンガイといった定番タイ料理を楽しんでもらいたいが、日本で決してお目にかかることができない豚の脳みそも、個人的にはおすすめしたい!

「ルークチン マン サモンムー タイタン」
TEL:02-221-7612
OPEN:7:00-14:00(日曜日休み)
MAP:https://goo.gl/maps/aGW4gTXJhSN2

(取材・文/しらべぇ海外支部・西尾康晴)

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