老後のための貯蓄額は… 独り身には厳しすぎる現実
物価が上がることや怪我や病気になることを考えると、余裕をもってできるだけ多く貯蓄しておきたいと。
団塊世代が定年退職を迎え、これからしばらくの間、少なくない数の人が現役の第一線を離れることになる。
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■定年後の人生はホラー映画よりも恐ろしい?
「アバウト・シュミット」という米国映画をご存じだろうか。保険会社を定年退職した主人公に、数々の試練が襲いかかるストーリー。
ラストの結末は涙なしでは語れない内容だ。定年後の厳しさを描くこの作品はある意味、ホラー映画よりも恐ろしいと言っていい。
第二の人生を謳歌するために必要不可欠なものはお金だが、どのぐらいの貯蓄額が必要になってくるのだろうか? しらべぇ編集部では、全国の男女1340名にアンケートを実施した。
3000万円ほどの貯蓄額があれば、安心だと考える人が一番多いのだが、それらとほとんど変わりなく1000万円や5000万以上必要だと考えている人も数多くいたのだ。
結果的に幅広く意見が分かれ、明確にいくら必要かという共通の認識はあまりないのかもしれない。
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■金持ちはやはり貯蓄額も多い
共通の認識はないようだと1秒前に述べたばかりだが、年収別で確認すると驚きの結果が…
5000万円以上必要と回答した人を対象に年収別に分けたところ、年収1000万以上の人が半数以上いることがわかる。
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■ファイナンシャルプランナーに聞いて見た
ファイナンシャルプランナーの資格を持つK氏に話を聞いた。
Q. 結局のところいくら貯蓄額が必要なんですが?
「じつは定年後にかかる食費だけでも、20年で見たら1人1080万円かかるんです。もし、独り身なら助けてくれる人もいないため、病院代、老後施設、墓にと5000万はほしいところですね」
物価が上がることや怪我や病気になることを考えると、余裕をもってできるだけ多く貯蓄しておきたいところだろう。
(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)