声優・吉野裕行の「目の前で声真似をした人」に話を聞いた

2016/03/07 09:30

(写真はKiramune Official Siteのスクリーンショット)
(写真はKiramune Official Siteのスクリーンショット)

10代のなりたい職業に声優があがる時代。それが影響しているのか、若者の間で「声真似」というお遊びは、ここ数年、密かに流行っている。手軽に番組配信をできるサービス「ツイキャス」には「声真似」がカテゴリとして用意されているほど。

つい先日、声優・吉野裕行のイベントにて、吉野本人のアニメキャラクター声真似を披露する強者なファンまで現れてプチ話題になった。

どんな思いで声真似を披露したのか、彼に今回の経緯についてインタビューした。



 

■なぜ本人の目の前で声真似をするに至ったのか

「わたくし、吉野裕行さんのファンでして、2014年11月のセカンドミニアルバムの時の握手会に応募したんです。そしたら見事に当選しまして、そこで初めてお会いしたんです。


舞い上がってたのかな。握手をしてもらってるときにじつは声真似をしてますって言っちゃったんですよね。でも、どうも恥ずかしくって披露することはできなかったんです。


でもA&G+の吉野裕行FCというラジオのヘビーリスナーでして、そこで、次は声真似を披露しますってメールしたんです。そしたら読んでもらえて、待ってますって言ってもらえて。それが後押しになって披露しました」


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■実際に披露してみてどうだったのか

「異常に緊張しました。でも、自分のラジオネームを吉野裕行さんに伝えると『おう来たか! やるか!』って言ってもらえました。


正直、他のファンの人たちの反応も怖かったんです。でもしらけるってことはなくって拍手をもらえて、一安心しました。


吉野裕行さんも、握手が終わった後、『また腕上げて来いよ!』って言ってくれたんです。すごく嬉しくって、一生ついていきますって気分になりました」


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■声真似っていつからしてるの

「こえ部ってサイトがありまして、そこで声を投稿する遊びをしていたんです。その時に知り合った友人に、吉野裕行さんの声真似をやってみてとリクエストされて、それでするようになりました。


声真似をしていると、自然と吉野裕行さんの出演してるアニメをよく見るようになりまして、気づけばメッチャクチャ好きになってました。歌も出たら絶対に買ってます。


声優さんによっては、声真似をされることを凄く嫌がる方もいらっしゃるんです。だから吉野裕行さんが声真似に寛容で良かったと思います。もし、声真似されたくないって公言したら、わたくしは声真似をしなくなりますけどね」


彼が声真似をするきっかけとなったこえ部は、今年9月に終了してしまう。だがしかし声を投稿する双方向コミュニケーション・サービスは今も増え続けている。声で遊ぶサービスがある以上、声真似という方向性で活動する若者も少なくはない。

あくまで二次創作的な位置づけである声真似が、このように声優さんのイベントを盛り上げる展開は、なんとも心がほっこりとする。このような心温まるファン交流のお話なら、また聞きたいものである。

(取材・文/しらべえ編集部・モトタキ

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