「20代の喫煙者」に際立った特徴が判明 年配層との違いとは…
「喫煙者vs非喫煙者」の対立のみならず、「喫煙者VS喫煙者」の構図もあるらしい。
喫煙者と非喫煙者の間で交わされる議論は、根深いものがある。しらべぇ編集部でも、これまでさまざまな切り口で報じているが、両者の主張はなかなか交わることがない。
本記事では視点を変えて、喫煙者同士にある問題について調査をしてみることに。
■喫煙者だけど他人が吸うのは不快
全国20代〜60代の喫煙者である男女291名を対象に「他人がタバコを吸うのは不快だ」と思っている人の割合を調べてみると、全体では2割が該当した。
年代別で見てみると、20代では4割もの人が「他人の喫煙行為を許せない!」と思っているようだ。
40、50代との数値と比較しても、その差は歴然である。
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■他人の煙を嫌がる20代喫煙者の主張
では、なぜタバコを吸う20代男女は、他人の喫煙行為を許せないのだろう? その理由を聞いてみた。
「タバコが身体に悪いことは理解しています。それでもタバコが好きでやめることができないので、自己責任として吸い続けてる。たとえタバコが原因で病気になったとしても、『自分の責任だ』と受け入れる覚悟はできています。
ですが、他人の副流煙は別です。人の出した有害物質まで身体に入れたら、寿命だって縮むでしょう。同じ喫煙者でも、そこまで寛容にはなれません」(20代男性)
「副流煙もそうですが、私はニオイを気にします。タバコによってニオイは大きく違うからです。
甘いのを好んで吸っていますが、おじさんたちが吸う正露丸のニオイのようなタバコは嫌いです。なので、喫煙ルームでは絶対に吸いたくない。
いろんなタバコのニオイが混ざって、服や髪につくのは耐えられないですよ。私はとくに、ファッションとしてのタバコを楽しんでいるんです」(20代女性)
タバコを吸う20代の若者の中には、こうした思いを抱いている人もいる。「喫煙者vs非喫煙者」の対立のみならず、「喫煙者VS喫煙者」の構図もあるらしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の喫煙者である男女291名