スタイリストが分析!女性にとってバッグとは男にとってのクルマと一緒
こんにちは、同じ靴は2日続けて履かない派のスタイリスト久保田(フランソワ)です。理由はもちろん、クサイからではなく靴が傷んで寿命が短くなるからです。
女性にとって、いくつ持ってても欲しくなってしまう物といえば、やはりバッグと靴ではないでしょうか。
男性からすると「そんなに何個もいる?」と思われるでしょうが、違うんです。そもそも男性と女性では、これらアイテムの捉え方が根本的に異なっているんです。
■バッグというアイテムの捉え方の違い
多くの男性にとって、バッグはファッションアイテムというより「実用品」です。
当然、そこには使いやすさや丈夫さといった機能性が重視されます。もちろんデザインも気にはしますが、女性のようにファッションコーディネートの一部として選んだりはあまりしません。
あくまでバッグ単品としての色のキレイさやデザインの面白さで選ぶため、一度気に入ったバッグがあればどんな服を着ていても平気でそれを使ってしまうのです。
もちろん女性だって機能面は気にしますが、それと同じか場合によってはそれ以上に、手持ちのどんな服と合わせるか?
トータルコーディネートの一部としてバッグを考え、選んでいます。
ときどき、男性からすれば「そんな小さいバッグ何入れるの?」というような小さいバッグが流行ったりもしますが、この場合は実用性よりもファッションコーディネートを重視してバッグを活用しているんです。
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■では、靴は?
男性にもスニーカーをたくさん集めている人など中にはいますが、これはどちらかというとコレクター心による収集癖であり、多くの女性がたくさん靴を欲しがるのとはやや趣が異なります。
では、なぜ女性だけが純粋なファッションアイテムとしての靴をたくさん必要とするのでしょう?
男性ファッションはバリエーションが少ないです。ボトムスに限って言えば、パンツ(ズボン)一択しかなく、丈の変化を考慮しても半ズボン、七分丈、フルレングスの3種類程度しか選択肢がありません。
これが女性となると、上記のパンツ3種はもちろん、もっと短いショートパンツを含め、スパッツ、スカート、ワンピース、サロペットなどたくさんのバリエーションがあります。
さらに、それらすべてに様々な丈の違い(マイクロミニ、ミニ、ヒザ上、ヒザ丈、ふくらはぎ丈、ロング、マキシ等)があり、そうなるとそこに合わせる靴も様々な種類が必要になるのです。
だからこそファッションに気を使う女性ほど、より多くの靴が必要になってくるのです。
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■男にとっての車! のようなもの
女性のバッグや靴に対するこの感覚は、もしかすると男性にとっての「車」に似ているのかもしれません。
・機能面はもちろんだが、デザインや見た目もすごく大事
・自分に合う色、流行りの型も意識したりする
・最新作はやっぱり欲しくなるが、ヴィンテージも素敵
・予算があるなら何台でも持ちたくなる
実用面だけを考えるなら、車もバッグも壊れない限りひとつあれば事足りるはず。
でも、買えるのであれば色違い、デザイン違いをいくつも持っていたくなってしまいます。その日の気分や使用目的に合わせて使い分けることができますから。
異性にはなかなかわからないこの感覚ですが、こうやって考えてみるとお互いに少しは理解できるのかもしれません。
(文/久保田フランソワ)