群馬・栃木名物『いもフライ』が究極にウマすぎた
北関東の二大巨頭である、群馬県と栃木県。それぞれ海無し県としても知られており、両県にまたがる「両毛地域」と呼ばれている場所には、共通した名物も多い。
特にジャガイモを使った名物が多いように思えるが、そのなかでも『いもフライ』は、群馬・栃木に行ったら絶対に食べて欲しいと思う究極の美味しさであった。
■コロッケとの違い
いもフライはその名の通りふかしたジャガイモにフライのコロモをつけて揚げたものだが、コロッケと違いイモを潰してないため、イモ本来の甘さや食感を楽しめる。
作り方は栃木県の佐野市はやや独特なものの、その他の地域に関しては群馬でも栃木でもだいたい似たようなもの。だが、いもフライの味に決定的な差を付けるものが、両毛地域には存在する。
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■ソースが本当に多種多様
では、どうやって味に差を付けるのかというと、フライにかけるソースが違う。
たとえば群馬県では焼きそばにも使われる超人気の『月星ソース』があったり、栃木では『マドロスソース』や『ミツハソース』など、ソースを作る会社がたくさんあるのだ。
お店により使われているソースやイモの大きさが若干異なっているため、どこへ行っても少しずつ違ういもフライを楽しむことができる。
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■いもフライの名店
最後に東京からもっとも近くていもフライを食べられるお店をご紹介すると、栃木県栃木市にある「大豆生田商店(おおまみゅうだしょうてん)」がおススメ。
ここでは2種類のソースを使った巨大いもフライを80円と非常にリーズナブルな価格でいただくことができ、両毛地域名物の『ポテト焼きそば』も食べることが可能。
記者も最初は「たかがイモだろ(笑)」とあなどっていたのだが、最近いもフライを初めて食べてその美味しさに驚いた。栃木に行ったらいもフライをぜひお試しあれ。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)