スマホゲーのガチャに「100万円課金」した男に経緯を聞いた
「廃課金」
課金要素のあるスマホゲームやネットゲームに、数十万単位の課金をする行為を、そう呼ぶ。最近では、もっぱら、ガチャと呼ばれる課金要素にお金を注ぎこむ人たちがネットで話題になっている。
ゲームという趣味で、これほどのお金をかけることは、過去にはなかったことだ。はたして、廃課金者たちは、なにを思って課金をしているのだろうか。
しらべぇ取材班は、100万円もの大金を課金した男性との接触に成功。話を聞いた。
■なぜ、100万円も課金することになったのか
「あるスマホゲーの世界観にハマッてしまってね。月に平均10万を課金していたら、半年ぐらいで累計100万円になっていた。今までは、他のスマホゲーで2ヶ月に1万円の課金をしている程度だった。
多い時は13万円から14万円は課金した。少ない時は6万円かな。欲しいキャラがあるときは、どうしても欲しくなって、どんどん課金しちゃう。でも、欲しい欲しいってガチャを回してるときほど、キャラは来てくれないんだ。
でも自分は自粛しているほうだと思ってる。今まで聞いたスマホゲー仲間のなかには、一回のガチャで30万円を課金したって話を聞いたことがある。そのときは、さすがに『キモッ』て言っちゃった(笑)」
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■課金をする上でのモチベーションは?
「出ないときはあるものの、10万円課金すれば、だいたいのキャラクターは手に入る。期間限定イベントが開催されているときは、イベント中しか手に入らない限定のキャラクターがいる。
それをすべてコンプリートできたときの達成感は、感動すら覚えるよ」
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■課金を辞める日はあるのか
「よほどのことがない限りは、課金を辞めることはないね。たとえば、アプリが終わってしまうとか、そういうことがない限りは辞めるつもりはない。こう見えて、毎月ちゃんと貯金もしてるんだ。
車みたいな大きな買い物も、欲しい車を学生のころに買ってしまったしね。今は、とくに欲しいものも無いんだよね。
スマホゲーのガチャに課金をしてると、心が満たされるんだ。社畜な暮らしをしているけど、それを癒やしてくれる。だから辞められないのかも」
親に借金までして廃課金に没頭する人もいれば、貯金をちゃんとしながら廃課金をする人もいる。また、スマホゲーの経験者であれば、ガチャで欲しいキャラが出た時の高揚感はわかるだろう。
しかし、それで身を持ち崩してしまってはいけない。スマホゲーの課金ガチャのご利用は人生に支障をきたさない範囲にしよう。
(取材・文/しらべえ編集部・モトタキ)