【子育てクイズ】子供とパパ、初めてのふたりきりのお留守番のコツ
■ママはリフレッシュ、パパはママの日常を体験
そろそろ春の送迎会シーズン。「いつもあなたばっかり外で楽しく飲んで帰ってきてぇ…」と恨み節を聞かされる前に、「今日はふたりでお留守番してるから、たまにはひとりで出かけて来なよ」とママの背中をポンとひと押ししてあげましょう。
子供とパパだけのお留守番の時に気をつけたいことがあります。さてどれでしょう?
①帰ってきたときに家の中がきれいに片付いていること
②留守番中にわからないことがあったらママに電話すること
③ママが帰ってきてから「大変だったよ〜」と弱音を吐くこと
答えは③です。
勝手知ったる我が家でのお留守番なんてラクショーと思うでしょう。しかし、いざやってみると「あれ? おしりふきがない!」とか「おやつはなにを食べさせればいいのかな?」などと、わからないことだらけでプチパニックに陥ることも結構あります。
ピンチな状況になってしまったら、自分のパパとしての未熟さを反省しつつ、子供がなかなか言うことを聞いてくれなかったり、おもらししてしまったりのドタバタを「ママは毎日やっているんだ」と想像力を膨らませましょう。
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■事前に1から10まで、ママに教えていただく
「まかせとけ!」なんてかっこつけずに、最初から下手に出てしまいましょう。ママがおでかけするまえに、「何時に何をすればいいのか、何をしてはいけないのか」をこと細かに教えていただくのです。
「まったくそんなこともわからないの?」と笑われるついでに、「へぇ〜、そんなこともしてるんだ。ママはすごいね」とおまけまで付けてあげましょう。ママだって悪い気はしません。
いざ、ふたりきりになってしまってからの時間は、これがまた結構楽しいものです。怖〜いママの監視がないのですから、まるで自習時間の教室のようなもの。「ママにナイショ!」を合言葉に、普段はできないことに挑戦してみましょう!
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■ママの帰宅後、怒られることも計算して
しかし、ついつい調子に乗りすぎるのもパパの性。お留守番経験者のパパたちからもっともよく聞く失敗談は、「お留守番はうまくいったんだけど、ママが帰ってきたときに家の中が散らかっていて、かえって怒られた」という話です。
「こんなに散らかるんだったら、最初からおでかけしなかったほうが楽だったわ」なんて1日の努力をバッサリ切り捨てられてしまうパターンも多いようです。
「最初から最後まで完璧にできるわけないんだから、そのくらい大目に見てよ」というのがパパの本音ではありますが、そこでキレたら1日の努力が水の泡。
怒られることも最初から見込んで「あぁ、ごめん、ごめん。これから片付けるよ」というセリフをスムーズに言えるように何度か練習しておくのが「できるパパ」の心意気です。そしてママが帰ってきてからささっと自分でお片付けをすればいいのです。
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■うまくできたことよりも、できなかったことを報告
そこで名誉挽回とばかりにうまくいったことを自慢してしまっては残念賞です。
「あれはどうすればよかったの?」「オレひとりではこれがうまくできなかった」などと、うまくできなかったことこそを報告するのが「できるパパ」の奥義。
しだいにママの目尻は下がり、鼻は高々になっていくでしょう。シメの言葉は「一日やってみて、ママの大変さがよくわかったよ」です。お忘れなく。
というわけで、
①完璧に片付けておくというのは本当はいちばんいいことなんですが、ママを立てるという意味では×なんです(笑)。
②留守番中にわからないことがったらママに電話をするとママのひとりの時間を邪魔しちゃうのでNG。その代わりに事前にママに教えていただくのが正解。
③ママが帰ってきてからうまくいかなかったことを自主的に反省してみせて、日頃のママのがんばりをたたえるというのが「できるパパ」のしたたかさということです!
※この記事は全国のFMラジオネットワークJFNの「OH! HAPPY MORNING」のコラボ企画です。記事の更新は隔週木曜日10:30am。記事更新の約10分前から、おおたとしまさがこのラジオで記事と同様の話をおしゃべりします。
(文/おおたとしまさ)