歯に何かついていたら指摘する?地域や職業で開く結果
歯に衣を着せぬ物言いということわざがあるが、友達や恋人、上司や同僚との食事中に相手の歯に何かが付いていた時は、動揺して指摘するのが難しいものである。
筆者も友人と食事をしている時、相手の歯に胡麻がはさまっていて、伝えるべきかどうしようかと困った経験がある。指摘したほうが優しい気がするが、上手に伝えるのが難しい。
そこで、しらべぇ編集部では、歯に何か付いている人にそれを指摘したことがある人がどのくらいいるのだろうか? 1348人の男女に調査を実施した。
全体で25.9%の人が「歯に何か付いている人にそれを指摘したことがある」と回答。7割以上の人が指摘しないことが判った。上手に指摘するのは難しい。歯に何か付いていても上手に伝えられず、黙って本人が気付くのを待っているのかもしれない。
男女比では特に差はなかったが、興味深い結果がこちら。
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■ 指摘してくれる人に「地域による差」
「指摘したことがある」と回答した人だけを地域別に見てみると…
地域別では京都府が最も高く41.9%の人が「指摘したことがある」と回答。最も低かったのが静岡県の17.6%で地域によって2倍以上の開きがあった。地域の歴史や文化によって相手への気づかせ方や伝え方が違うのだろうか。
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■ 職業別ではある職業だけ大きな差が開いた。
「指摘したことがある」と回答した人だけを職業別でみてみると、商工サービス自営が30.3%ともっとも高く、公務員は19.5%と低い結果に。公務員は上司や同僚に伝え難い環境があるのだろうか。他の職業と比べても指摘しないということが判った。
指摘しないことで「なんで教えてくれなかったんだろう…」と恥ずかしい思いをして傷つく場合もある。上司や同僚には率直に「何か付いていますよ」とさり気なく伝え、女性には「歯に口紅が付いているみたいですよ」と化粧室に行きやすいように伝えてあげるのが、相手の恥ずかしさも軽減されて良いのではないでしょうか。
(文/しらべぇ編集部・桜庭康人)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月24日~2016年2月26日
対象:全国20代~60代の男女1,348名