オーラルセックス時にコンドームは必要? 医師の見解は…
信頼できる相手とのみセックスするのが大前提と言えるだろう。
2016/03/20 17:00
「避妊や性感染症感染予防のために、挿入時にはコンドームを付けるべき」というのはよく言われていること。
加えて「確実に性感染症を防ぐためには、挿入時のみならずオーラルセックスをする際もコンドームを使用すべき」との指摘もあるが、これを実践しているという人はほとんどいないのではないだろうか。
■医師に聞いてみた
そもそも、女性→男性のオーラルセックスでコンドームが必要ならば、「男性→女性の際にも、ラップ越しに行うなどして性器に触れないようにすることが必要なのでは?」という疑問も生まれそうである。
しらべぇ取材班は、このことについて現役医師(20代・男性)に聞いてみた。
■オーラルセックスについての医師の見解
「感染予防という点では、男女ともに口が性器に触れないほうがいいでしょう。ただ、オーラルセックス時の状況は男女で違います。
女性が男性に対してオーラルセックスする際は、女性の咽頭(鼻腔、口腔に続いて喉頭、食道までの管状の器官)に、男性器の感染性の体液が直接付着することになりますが、男性が女性に行う場合は口腔内にそれが入ることになります。
口腔内に比べて、咽頭のほうが細菌が繁殖しやすい環境なので、男性にオーラルセックスする時はコンドームを付けたほうがいいと言われるのでしょう。
ちなみに性感染症は、男性から女性に感染しても、女性から男性にほぼ移らないとされてる感染もあり、実際のところ性感染症はよくわかっていないことも多いです」
■信頼できる相手と
「男性へのオーラルセックス時にコンドームを付けるべき」というのは、男女の性器の形状や、それを行った時にどこに性器が触れるかの違いから言われていることのようだ。
いずれにせよ、性感染症の原因は不特定多数のパートナーとのセックスであることが多い。信頼できる相手とのみセックスするのが大前提と言えるだろう。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)