じつは身近にいる?「ホラッチョ」の見抜き方を徹底検証

2016/03/22 21:00


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経歴詐称疑惑が発覚したショーン・マクアードル川上氏について、一部メディアが「高校時代からウソをつきつづけており、『ホラッチョ』と呼ばれていた」などと報道。これは川上氏の故郷熊本の方言で「ホラ吹き」という意味なのだそう。

独特の語呂のよさからネットに拡散され、流行語になりそうな気配な「ホラッチョ」だが、ロッテ伊東勤監督など熊本出身者から「熊本弁ではない」との指摘が。

詳細は不明だが、ショーン・マクアードル川上氏が高校時代「ホラッチョ」と呼ばれていたと証言した同級生もウソをついており、メディアがそれを見抜けなかったのかもしれない。



■ウソをついたときに癖を指摘されたある?

普通の人間は、ウソをつくときに動揺がでてしまい顔や仕草に出てしまうことがある。いつしか、それが癖となり見破られてしまうことも。一方、ウソのうまい人間は癖を一切出さず、サラリとデタラメを言ってのける。

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実際のところ、ウソをつく時に「癖」がでる人はどのくらいいるのか。しらべぇ編集部では全国の男女に「ウソをついたときに指摘された癖があるか」聞いてみた。

結果、「ある」と答えた人はもっとも多いのは20代女性で13.6%。そして20代男性が12.9%で続く。どうやら20代はウソをつくことが少々下手なようだ。


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■どんな癖があるの?

実際、どのような癖があるのだろう。指摘を受けた人や、見破った人に聞いてみた。

「私は不倫していたのですが、不倫相手との密会の日に『今日は休日出勤だから』と言ったら、 『ウソだ! 目が泳いでいる』との指摘を受けました。たしかにウソだったのでびっくりしましたが、なんとかごまかしました。女の勘は怖いです」(30代男性)

「虚言癖のある友だちがいるのですが、ウソをつくときに絶対に相手の目をみないんです。話の内容が辻褄のあわないものなので、かなりわかりやすいのですが、本人は自分のウソがバレていないと思っているみたい」(20代女性)

「癖ではないですけど、ウソをつく人はだいたい普段と違う挙動をするように思います。家族や友人ならすぐ見破る自信はありますね。ただ、普段を知らない人のウソを見抜くのはなかなか難しいです」(40代男性)

親族や友人など親密なつきあいのある人のウソは、普段との違いを把握できるため癖を判別しやすく、見破ることができる。

しかし、ショーン・マクアードル川上氏のように仕事がらみで権威ある肩書きを持つとされる人のウソは信じやすく、今回のようにウソが見破れなくなるようだ。

世知辛い話ではあるが、やはり仕事で初めて会う人の話には相手の目線などをよく見てウソをついているか、「ホラッチョ」ではないかを確認する必要があるかもしれない。

(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治

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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名

調査ウソ
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