京都大学で「伝統のコスプレ」卒業式 あの5人組も登場、謝罪
京都大学の卒業式が3月24日、10学部合同で「みやこめっせ」(京都市左京区)を式場に執り行われた。
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■京大=自由(すぎる)
大学院を合わせて2万人以上が学業にいそしむ京都大学は、言わずと知れた国内屈指の「難関大」。
ただし入学後の京大生は、自由をエンジョイする余り学生生活が長引く人(=留年する人)が多いといううわさを耳にしたこともある。
そんな中、今年度も4年または6年間に相当するカリキュラムを修了した合わせて10学部の学生が卒業式を迎えた。
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■卒業式「伝統のコスプレ」とは?
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京都大学では、卒業式に臨む学生の一部が「仮装」「コスプレ」で出席する伝統がある。とはいえ「伝統」は比較的新しいもので、1990年代半ばあたりを始まりとしているようだ。
以来20年間にわたる進化を遂げて現在は、「仮装」「コスプレ」のいずれにも分類しにくい奇抜な扮装(ふんそう)で注目を浴びる人が増える傾向にあるともいう。
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■式場前の様子は…
朝8時、「みやこめっせ」最寄り駅の地下鉄東西線・東山駅に降り立つと、早くも卒業式へ向かう学生の列が続いていた。
式が始まる時刻は10時だが、コスプレで出席する学生にとっては、式典よりもその前後に気合が入るようだ。彼らを取材したいマスコミも姿を見せ始めた。
関係者が一族郎党こぞって出席している卒業生も目立つ。昨今の風潮だろうか。
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■将来は「研究者に」
シロクマのかぶり物でノシノシと歩いていた女子学生二人組は、研究者志望。ちなみに京大の卒業生は研究者だらけである。
付き添っていた母親らしき人物は、マスコミの「ぜひ一緒にカメラへ収まって」という勧めに大きく手を振り、逃げるように去った。
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■「チンアナゴ」自転車で登場
自転車5台を連ねて現れたのは、ウナギ目アナゴ科の海水魚「チンアナゴ」に扮(ふん)した5人組。学生生活をチンアナゴの研究にささげたことをアピールしたいのかもしれない。
ドッと歓声が上がるほどの注目を浴びながら式場入りした。
■「謝る機会を与えてくれたことに感謝」
留年したことを両親に「謝る機会を与えてくれたことに感謝」しようと早くから会場前に陣取る男性は、どうやら1年「ダブって」卒業するようだ。
しかしながら「生放送・生謝罪」で名をはせたあの「5人組」のうち、それを行う機会を作ったとされる人物は、放送中に「5人組の真ん中」へ陣取っていた「あの人」だったはず。
なにやら話がちぐはぐになっているような気がしないでもない。
9時を過ぎ、「みやこめっせ」の扉が開くと学生は続々と建物の中へ。式の後は、出身の学部や学科ごと開かれる「卒業行事」へ向かう。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)