登場人物が性豪ばかり? 昼ドラの「ありがちなシーン」3選
昼ドラに見られる定番とは…。
東海テレビ制作で約52年にわたり放送されてきたフジテレビ系列の昼ドラが、3月をもって終了する。
現在放送されている佐藤江梨子主演『嵐の涙〜私たちに明日はある〜』の撮影もすでに終了しており、あとは31日の最終回を待つばかりに。 根強いファンをもつ昼ドラだけに、ファンからは終了に不満の声も出ている。
今日の読売新聞のラテ欄「アンテナ」という番組コラムの『「番組拡大」視聴者置き去り』を見て、その通りだと思った。確かに例として取り上げている「ごきげんよう」とそれに続く昼ドラ終了は残念だものなあ。それと合体3時間スペシャルなど類は視ることは無いしなあ。
— 龍ちゃん (@tacchan32) March 17, 2016
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■長寿番組を終了させてほしいと考える人は少ない
しらべぇ編集部では全国の男女に「終了したほうがいいと思う長寿番組があるか」調査した。
結果、「ある」と答えた人は29.5%にとどまり、70.5%が「終了して欲しい長寿番組はない」と考えていることが判明。長寿番組は人々に長く親しまれているだけに、終了させることについて否定的になるのかも。
フジテレビは昼ドラととも約25年続いた『ライオンのごきげんよう』も終了させ、視聴率が低迷している『バイキング』の放送時間を延長させる。
親しまれた番組の後継が視聴率低迷の新興番組では、終了に否定的な意見が出るのは当然にも思える。
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■昼ドラのありがちなシーンをまとめてみた
昼ドラの魅力といえば、ゴールデンタイムのドラマではありえない波乱の展開。ありがちなことをまとめてみた。
①出演者がセックスのことばかり考えている
男女問わずとにかく出演者が性豪で、セックスのことばかり考えている。『赤い糸の女』では、これまで清純派女優として活躍してきた三倉茉奈が買い物依存症に陥り借金返済のために売春婦になる主人公を演じ、衝撃を与えた。
その他にも度々セックスシーンが登場し、「子供に見せられない」などのクレームも多いと言う。
②過激な恋愛ばかり
不倫はあたりまえ、三角関係や四角関係が存在し、過激な恋愛を繰り広げる。外面のいい顔した男がじつは遊びまくっていることも多く、神保悟志などの個性派俳優がそのあたりの「表裏」をうまく演じる。
『幸せの時間』ではダブル不倫やストーカーなどAV顔負けの過激な恋愛と性描写が放送されたが、放送中にクレームが殺到し、問題化。 番組後半はソフトな内容に差し替えられたがBPO入りし、東海テレビ社員が処分を受けた。
③愛憎メニュー料理が怖い
中島丈博作品に多く見られる、愛憎メニュー。『真珠夫人』で出された「たわしコロッケ」をきっかけに、『牡丹と薔薇』の「サイフステーキ」、『麗わしき鬼』の「携帯ケーキ」など狂気に満ちた料理が次々と登場。
極めつけは、『さくら心中』で登場した「愛の歴史ケーキ」。一見普通のケーキだが、中にアクセサリー、写真、そして使用済みのコンドームが入れられており、視聴者を震え上がらせた。
このほかにも個性あふれるシーンを放送してきた昼ドラ。なくしてしまうのは、やはり惜しい。
(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月20日~2016年2月24日
対象:全国20代~60代の男女1348名
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)