分冊本の全巻収集はやはり難しい?「挫折組」が多数派と判明

2016/03/31 05:30


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※画像はDeAGOSTINIのスクリーンショット

「分冊本」というものがある。これは、全数十巻に渡るシリーズの冊子を毎週購入して、図鑑のような本を完成させるというものだ。ディアゴスティーニが発売しているシリーズは、とくに有名である。

分冊本の中にはロボットや金属製モデルの部品を集めて組み立てる、というものもある。その出来栄えは本格的で、「たかが分冊本」と侮ってはいけないレベルだ。

また、過去の名作映画やテレビ番組のDVDが添付されているものや、「誰が買うんだろう?」というようなマニアックな作品も。


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■「分冊本」のコンプリートは無理!?

そこで、全国の男女1352名から抽出した「分冊本を買った経験者196名」を対象に「全巻そろえるのを諦めた割合」を聞いてみると…

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半数以上が「収集を諦めた」と回答。やはり、「挫折組」が多数派らしい。


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■コンプリートの必要性

そもそも、最初から分冊本をコンプリートする予定のない読者もいるようだ。

たとえば、全数十作に及ぶシリーズ映画のファンという人でも、「この作品は駄作だ」「あの作品だけ観ることができれば」と考える人はたくさんいる。むしろマニアであればあるほど、そうした選別眼が備わっている。

「ディズニー映画の大ファン」ということと「ディズニーが制作した映画すべてが好き」というのは領域が違う。そう考えると、「分冊本のコンプリートを諦める」というのは至って普通の選択肢かもしれない。

(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一
調qzoo査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
 
対象:全国20代~60代の男女1352名

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