小保方晴子氏がサイトを開設し英語で謝罪文公開!翻訳すると意外な事実が…
理化学研究所の元研究員でSTAP細胞論文を公開したものの、理研にねつ造と改ざんがあったと認定され物議を呼んだ小保方晴子氏。
彼女が2016年3月31日、自身のホームページを立ち上げ「どんな目的があるんだ?」とインターネット上で話題となっている。
ページにはSTAP現象の再現方法と謝罪文が英語で書かれていたのだが、謝罪文を翻訳してみると、意外な事実が明らかとなった。
■小保方氏の謝罪文内容は…
まずはじめに、2014年にネイチャー誌に掲載されたSTAP論文の内容について、皆さんに深い反省と心からの謝罪を示したいと思います。
私はあの論文について強い責任を感じており、一人の科学者として軽率なミスをしてしまった事を恥じています。
このウェブサイトを開設した目的は、STAP細胞は作り出すことができるという確たる証拠を得るため、科学コミュニティに情報を提供することです。
そのため、他の科学者がSTAP細胞を実現してくれることを期待して、自らの作成手順をオープンに提供します。
私は騒動以来、今も精神的・肉体的なうつ病の治療下にあります。そのため、STAP細胞の情報提供については徐々に行っていきたいと考えています。
いつの日かSTAP細胞の研究が、科学出版の最前面に戻ってくることを心から願っております。
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■サイトを立ち上げたのは誰かにSTAP現象を再現してもらうため?
一見何の変哲もない謝罪文のように見えるが、重要なのは「他の科学者がSTAP細胞を実現してくれることを期待して、自らの作成手順をオープンに提供します。」という部分だ。
つまり、小保方さんがこのサイトを立ち上げたのは自分でSTAP現象を証明するためではなく、自分が行ったとする手順を公開し、ほかの科学者に再現してもらうためだったのである。
現在は準備するべき試薬や簡単な手順しか公開していないようだが、今後うつ病の治療が終わって体調が戻り次第、更なる情報が提供されるという。
果たしてSTAP細胞は本当に存在したのか? 小保方氏の手順を実践する科学者は現れるのか? 今後の動きについても注視したいと思う。
(取材・文/しらべぇ編集部・びやじま)