もっとも「駆け込み乗車」するのは若者…ではなく中高年と判明
発車間際の電車にホームから走り飛び乗ろうとする行為、駆け込み乗車。駅員が盛んに「駆け込み乗車はおやめください」とアナウンスしているが、減らないのが現状だ。
とくに一分一秒を争う朝の通勤時間帯には、電車に乗り遅れまいとするサラリーマンが駆け込み乗車を行い、結果的に遅延に発展することが少なくない。
■中高年が駆け込み乗車をしている
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女1352人に調査を行った結果、40代から60代以上は「駆け込み乗車をしたことがある」と答えた人が約5割程度存在していることが判明。60代男性についてはその割合が6割を超えている。
一方で、20代は約3割程度にとどまった。若く元気で血気盛んな20代が多く駆け込み乗車をしているようにも思えたが、じつはしっかりマナーを守っている。
人生を長く生きていれば、駆け込み乗車したくなるような機会も時にはあるだろうが、それを差し引いても高い数値と言わざるを得ない。
関連記事:株初心者が東証の内部見学&エラい人にインタビュー!教えて「株の始め方」
■駆け込み乗車の迷惑行為は?
駆け込み乗車に、迷惑行為をする人もいる。おもなものは以下のとおり。
①傘や足を挟んで発車を妨害する
ドアが閉まりかけている電車に対し、傘や足を挟んで発車を妨害し、車掌に再度ドアを開けてよう促す。運よくドアが開けば乗車できるが、車内の人々から冷たい視線を浴びることになる。
②ドアを手で開けようとする
閉まりかけたドアをみて、手でこじ開けようとする。もちろん、人間のパワーで開けられるようなものではなく、閉まってしまう。車掌が気がつかず、けがをするケースもある。
③閉められて激怒して電車に触れる
駆け込み乗車を試みるも閉められ、怒ってドアを蹴るなどして車両に触れ、電車を止めるケース。なかには、駅員に馬事雑言を浴びせることも。
上記3つの行為は駆け込み乗車のなかでもとくに迷惑度が高い行為で、遅延の原因になる。もし行った経験があるのなら、要反省だ。
関連記事:犯人はお前か!?「満員電車でおなら」が趣味の世代が判明
■現役車掌に話を聞いてみた
現役車掌Sさんに駆け込み乗車について聞いてみた。
乗客、車掌とも迷惑している駆け込み乗車。都市部なら、無理をしなくとも数分後に次の電車が来るはず。余裕をもった行動を心がけたい。
(取材・文/しらべえ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月20日~2016年3月24日
対象:全国20代~60代の男女1352名