意外と多い?「給食で食べてトラウマになったもの」7選
2016/04/04 17:30
給食と言えば、食いしん坊小中学生の楽しみの時間。おかわりした人も少なくないのではないだろうか。しかし、一方でこの学校給食によってトラウマを負った人が少なからずいることが、今回しらべぇの調査で判明した。
■40代は給食不遇の世代?
しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1352人に調査を行ったところ、「給食で食べてトラウマになったものがある」と答えたのは全体の13.9%。
性年代別では、40代女性が5人に1人と、もっとも高い数値となった。全体を見ても20代の男性以外は8人~6人に1人程度はトラウマ経験があるようだ。
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■経験者に聞いた「トラウマ給食メニュー」7選
しらべぇ取材班は、上記該当者にどんなメニューでトラウマになったのか詳しく聞いた。
①サバの味噌煮
「小学生の時、これが本当に苦手でした。もうとにかく臭くて臭くて…きっといいサバを使ってなかったんじゃないかな? どうしても完食できず給食袋に入れて持って帰ったらそれが漏れて、母親も軽くトラウマになってました」(20代・女性)
②牛乳
「ビンに紙のフタがあるタイプを、毎日苦しみながら飲んでました。夏になるとぬるいし、余計辛い。クラスの男子が飲んでくれたらいいけど、担任が厳しい時はそれもできず…お腹を下しながら飲んでいる子もいました。
ほんと、ミルメークが救世主でしたね。ご飯に牛乳は合わないわけだし、もっとチーズやヨーグルトで代用してほしかった」(20代・女性)
③バナナ
「僕は果物があまり好きではなく、給食は苦しい時が多かった。バナナは口の中がねちょねちょして大嫌いでした」(20代・男性)
④冷えたミックスベジタブル
「グリーンピースという、大人でも苦手な野菜がふんだんに入ったサラダ。しかも冷えててマズい。味付けも、悪い意味で野菜本来の味が出てました。そういう食べ物こそしっかり味付けしてほしかった」(40代・女性)
⑤レバーとポテトの唐揚げ
「ただでさえも苦手な人の多いレバーを唐揚げにするなんて…いくら鉄分が多いとしてもやめてほしかった…」(20代・女性)
⑥創作料理
「シチューに大根が入っていたり、味噌汁に得体のしれない白身魚の頭部や目玉が入っていたのは、今でも時々フラッシュバックする」(40代・男性)
⑦「完食しないとダメ」だったこと自体がトラウマ
「私の時代は全部完食しないといけないルールでした。でも、私は生まれつきの小食で、食べるのが本当に苦しかった…いつも泣きながら食べてた記憶があります。今でも食事が好きじゃないのはこのせいじゃないかな」(30代・女性)
日本では好き嫌いは一般に好ましくないものとされ、同時に残すことも「作り手に失礼だ」とされる風潮がある。しかし、明らかに食品が体に受け付けないケースや、本人の許容範囲以上に食べさせてしまうこともあったようだ。
この場合、子供に「食べることへの嫌悪感」を植え付けて、逆に発育に悪影響を及ぼす可能性もある。近年では子供が不登校にならないよう、完食を強要することは減少傾向にあると言われてはいるが…。
本当の意味で豊かな食生活を送れるように、今後も議論が求められるテーマだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名