コミュ力あれば人生楽勝?人見知り社員が気づいた意外な現実

2016/04/07 05:00

meishi
©ぱくたそ

上司や取引先にも躊躇なく会話を弾ませる、コミュニケーション能力が高い人たち。「自分もそんな性格なら、出世もして異性にもモテたのに…」とうらやましく思う人もいることだろう。

そのように悩んで生きている人は、実際どれほどいるのか。しらべぇ編集部では調査を実施した。


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■中間管理職はコミュ力を一番欲しがっている

全国の男女1352名に「コミュニケーション能力さえあれば、世の中を渡っていける」と考えるかどうかを尋ねたところ、全体では38.4%の人が該当

年代別では、30〜40代が高い割合になった。

コミュ力年代別グラフ

上司にも部下にもいい対応が求められる年代が、コミュニケーション能力の必要性を強く感じているようだ。「コミュ力重視の社会」にストレスを抱えている人が多い世代とも言えるだろう。


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■自分ですべてしなくてはいけない仕事には、コミュ力が不可欠

職業別で見ると、他を大きく引き離してコミュ力を意識している人が多かったのが商工サービス自営

コミュ力職業別グラフ

自分で顧客獲得をしなければ、生き残れない職業でもある。コミュニケーション能力を問われる人が多いのだろう。

一方、コミュニケーション能力を求める人が少ない職業は、公務員。仕事が多岐にわたるので一概には言えないが、外部とのやりとりがあまりない職に就いている人も多いのが一因と言えそうだ。


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■コミュ力がすごい男性の苦悩「おまえがうらやましい」

コミュニケーション能力のある人を、周囲はどのような目で見ているのだろう? 自分自身は極度の人見知りだという30代の男性会社員に話を聞いた。

「同期で、誰にでも初対面から仲良くできるのがいて。上司にもすぐに気に入られて、しばらくすると出世コースが確実なところに転勤になりました。差をつけられるし、人見知りの自分は彼の性格がうらやましくて」


誰とでもすぐに話ができる同僚だが、そんな彼にも苦労があったようだ。

「久しぶりにそいつと会って飲んだのですが、彼なりに上司への対応には苦労していると聞いてびっくりしたんです。やはり相性が悪い上司への対応は、無理をしているって。


コミュニケーション能力があるから、そんなこと気にせず自然とやっていると思っていたので。苦労しながらも『自分の強みはこれだから』と、頑張っていることを知りました」


そして嫉妬の対象でもあった同僚から意外な言葉を聞き、考え方が変わったという。

「コミュ力のある彼から、『おまえのまじめでコツコツと仕事に取り組むところが、うらやましい』と言われたんです。お互い、ないものねだりをしてただけだったんですね。


それからコミュ力がなくても、自分の強みを活かせばいいんだと、考えるようになりました」


コミュニケーション能力の高い人は、確かにうらやましく思える。しかし持とうと思って、簡単に持てるものでもない。だとしたら自分の長所を磨いて、強みにしたほうがいいのではないだろうか?

(文/しらべぇ編集部・ニャック

qzoo調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名 

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