日本一セレブな焼きそば!?大分発『想夫恋』が激ウマ
みなさんは『想夫恋』(そうふれん)という焼きそば店を知っているだろうか? おそらく九州地方に住んでいる人以外は、ほとんどその名を知らないはずだ。
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■大分発の焼きそばチェーン
想夫恋とは大分県日田市発、九州地方をメインにチェーン展開をしている焼きそば店。想夫恋の焼きそばは「蒸し麺」を使う一般的な焼きそばと違い、店内でオーダーが入ると茹でる麺を使用している。
さらにさまざまな部位の豚肉や、自家製のもやしを使うという、徹底したこだわりっぷりで知られている。
記者も先日九州を取材したときに初めて食べたのだが、こんがりと風味よく焼かれた焼きそばは衝撃を受けるほど美味しかった。
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■焼きそばなのにセレブ価格の理由は?
…だが、気になったのはお値段。なんと焼きそば1人前で800円という、かなりセレブ価格だったのである。いったいなんでこんなに高いのか? 想夫恋のサイトを見てみると、以下のように説明が書いてあった。
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Q.何故高いのですか?
A①:別に高いことはありません。
半世紀以上に渡って世の中の生活水準に合わせ今日に至っています。
むしろ、他の物価(給与、家賃、衣料品、散髪代、学費 等々)に比べれば、全然上がってはいません。
また、この調理方法は当店独特の調理技術であり、現在の所、機械化やオートメーション化が出来ません。
安心・安全な経営、真面目な本物の商品を常にご提供しております。
A②:消費税は誠にすみませんが、キッチリ表示してご負担頂いています。
物販での安売りイベントなどでは、消費税込とか海外の特殊な仕入れによる販売方法がありますが、真面目な経営では法で定められた、国に納める消費税を頂かない余裕はないのです。
A③:専門的に良い商品を提供するためには、自社工場は必要なのです。
自社で諸材料を調達するのは、資本力と手間と人件費がすごくかかります。しかし「たかが焼そば、されど焼そば」目には見えない確かな材料を作る事が出来ます。
A④:人材育成をしています。
金儲けだけでの商売なら自分の都合で、いつでもやめられます。しかし、地域経済の発展・地域文化・伝統・教育・雇用への充実、社会貢献それこそが半世紀以上にわたる経営の中での我社の基本理念なのです。
つまり、手作りにこだわった結果この価格になったワケであり、別に値段を吊り上げているワケではないという。焼きそばというと安価なイメージがあるためどうしても高く感じてしまうが、確かにこの味は800円の価値があると思う。
さらに焼きそばのプロを育成し焼いているのであれば、むしろ安いとさえ感じてしまった。大分が誇る焼きそばの名店「想夫恋」、九州へ行ったらぜひ寄ってみよう。
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)