おのののか効果?ビール売りはかわいい子ほど売れるのか検証
野球観戦をしていると、ついつい購入してしまうビールだが、「野球場でビールを売っている子は、かわいければかわいいほど売れる」なんて噂を耳にしたことはないだろうか?
たしかに、ビール売りからグラビアアイドルになった「おのののか」のように、売り子さんにはかわいい子が多いのは事実かもしれないが、真偽のほどは定かではない。
そこでしらべぇ取材班は、某野球場で現役のビール売りをしている女性Yさんを取材。意外と知られていない、ビール売り界のあれやこれやを聞いてみた。
■そもそも、ビール売りって本当にかわいいの?
—ビール売りの仕事を始めたきっかけは?
「単純に野球が好きで、その近くで働きたいって思ったからです。私の周りにはおのののかさんの影響で始めたって人も中にはいますけど」
—ずばり、周りのビール売りの子はかわいいですか?
「そうですね、お世辞抜きでかわいい子が多いとは思います」
—では顔がかわいい子の方が売り上げが良い?
「それは違うかもしれないです。たしかに、かわいい子が売れるのは事実ですが、かわいいってだけで売れるとは限らないところがあります」
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■かわいさだけじゃない! 売り上げを左右するのは…
—では、売れる子の共通点は何でしょう?
「はっきりいうと、売り子歴の長い人は、それだけ売り上げ成績も良いと思います」
—どうして売り子歴が長いと売れるのでしょうか?
「一番は、買ってくれたお客さんを覚えているから。以前お客さんに、『かわいいだけの人からは一回目は買うけど、愛想がないと二回目はいらない』って言われたことがあって」
—お客さんの顔を覚えているのって、難しくないですか?
「そうなんです! だから長く続けている人ほど、常連がついたりして覚えやすいんだと思います。私たちの仕事は歩合制ですから、常連さんがついてくださればそれだけ一定の額が入るので、そこはみんな必死です」
—このアルバイト、楽しいですか?
「楽しいですよ! 好きな野球の近くにいられて、歩合制なのは大変だけど、その分頑張っただけお給料として返ってくるのは嬉しいです。やりがいのある仕事だと思うし、興味がある人には是非おすすめしたいと思います」
—自分の容姿に自信がないという人でも大丈夫?
「もちろんです。メディアの影響かわかりませんが、この仕事、かわいい子しかできないっていうイメージが先行しているみたいですね。ですが、それ以上に意欲だったり、誠実さというか、そういうところを重視して選ばれているんだと思いますよ」
歩合制のビール売りは競争社会。しかし、顔のかわいさだけではなく、お客さんの顔を覚えたり愛想をよくしたりと、不断の努力が求められるサービス業なようだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・千葉 明美)
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