徳川家康の逸話から再現レシピ!現代人もハマる「焼き味噌」
歴史上の人物は、輝かしい功績ともに人間くさい逸話が語られることが多い。徳川家康もそのひとりである。
語り継がれているものの中に、戦いでの逃走途中に脱糞したという逸話があるのをご存知だろうか? 戦では数千人の大群から狙われる存在だった家康だが、命の危機を感じて恐怖のあまり馬上で脱糞してしまったのだそうだ。
その逸話には続きがあり、脱糞を家臣に指摘され「これは焼き味噌だ」と言い訳したとも…。そこで、しらべぇ取材班は文献を確認し、現代人でも食べやすい工夫を施した「焼き味噌」作りに挑戦した。
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■混ぜて炒めるだけの「焼き味噌」レシピ
まずは、必要な材料をそろえよう。
【材料】
・味噌(できれば、だし入り味噌) 大さじ3程度
・ゴマ 大さじ2 ・砂糖 大さじ1
・しょうが ひとかけ
・酒 大さじ3
・お好みで長ネギやしそもOK!
※分量や種類は、お好みで。
①フライパンに油(ごま油がおすすめ)をしき、味噌とゴマを混ぜる。
②すり下ろした生姜と、砂糖を加えて混ぜる。
③最後に酒を加え炒めたら完成!
お好みで、長ネギやしそを加えてもよい。 居酒屋で見かけるしゃもじにみそを張り付けて焼く「焼き味噌」にも応用可能かも。
ごはんにのせると、たしかに見た目がアレに酷似しているだろうか…?
だが、やはり味噌とごはんの相性は抜群! ごはんのお供には最適だろう。
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■流行りの「味噌玉」は疲れた肉体にはたまらない!
戦国時代の合戦では、これを丸めて持ち歩きお湯で溶いたりもしたそうだ。
最近でも、ラップなどに味噌と鰹節をつつむ「味噌玉」が人気。お湯を注げば、職場でも手軽に味噌汁が作れる。焼き味噌で作ると、生姜やごまの風味がいきて五臓六腑に沁みわたるので、おすすめだ。
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■戦国フードは災害時のサバイバルに最適
家康は75歳までの長寿で有名だが、滋養によい食べ物に詳しかったそうだ。こうした戦国フードは、現代で災害時のサバイバルフードにもなりうる。災害の被災体験のある人に話を聞いてみると…
「電気・ガス・水道・食べ物の流通がすべてストップ。地域によっては1週間から10日でガスと水道だけが回復したが、ライフラインは種類ごとに段階的に回復していた。パンだけの日が続き、栄養が偏り体調を崩すことも…。あのときは、味噌汁や野菜がとれる漬物を激しく渇望した」
とのこと。焼き味噌も、何かのときに役立つかもしれないので、あらかじめ試してみてはどうだろうか?
(取材・文/しらべぇ編集部・大空美南)