野球選手と相撲取り、結婚するなら?「浮世流し」の勝負は…
プロ野球選手と幕内力士は、かつての子供たちの夢だった。
「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉がある。これは60年代の子供たちに愛されたものを指しているが、実際に当時の野球選手と関取は「不動の大スター」で、男前の象徴でもあった。
この両者は女性にモテる職業でもあったのだ。
■やはり人気の野球選手
全国677名の女性に「年俸1億円以上の野球選手と幕内力士、結婚するならどっち?」というアンケートを取った。その結果、全体の約8割が野球選手を支持した。
相撲取りが憧れの中枢にいた昔なら、調査結果も変わっていただだろう。だが現代では、非常に多くの女性が関取ではなく野球選手を選んでいる。
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■関取の誉れ
野球選手と相撲取りの浮名流しは、じつはそのエピソードが非常に似通っている。「飲む、打つ、抱く」で知られた選手ないし関取は「昔気質の人」と業界内で呼ばれた時代がたしかにあった。かつては「飲む、打つ、抱く」が一種の嗜みだったのだ。
この職業に就いている限り、何もしなくても大勢の女性が近づいてくるというのもある。
角界は今でこそ綱紀粛正が図られているものの、かつては複数人の女性と関係を持ち、それが外部の人間に知られることは恥ではなかった。むしろ「関取の誉れ」として自身の女性関係を大いに誇っていた。
そしてその中から、部屋の女将になるに相応しい女性をひとり選抜する。関取にとっての結婚とは、女性をふるいにかけるということでもあったのだ。
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■野球選手の朝帰り
野球選手も、女性絡みのスキャンダルには事欠かない。
スター選手の朝帰りは、一昔前までは週刊誌の記事にすらならないほど当たり前に行われていた。「真夜中の飲酒は身体に悪い」という概念は、最近導入されたものだ。繁華街での豪遊が原因で、内蔵に疾患を抱えてしまった有名選手すら存在する。ソフトバンクホークスの工藤公康監督は、それを公表しているひとりだ。
そして「朝帰り組」は当然ながら、単身で夜を過ごしていたわけではないはずだ。もちろん工藤監督がそうだったというわけではないが、それでも夜の間にあらゆる女性と交わっていた選手は多く存在するという。
そういう意味で、野球選手と関取は酷似しているのだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・澤田真一)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の女性677名