経験者が語る国際恋愛の実態!喧嘩が喧嘩にならない?

Eyecandy Images/Thinkstock
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日本へ旅行する外国人観光客が年々増えつつあり、日本にいながら国際恋愛や国際結婚のチャンスが増えています。しかし、いくらSNSが広がって世界中とコンタクトを取りやすくなったとはいえ、日本人の心に引っかかるのは言語の壁なのではないでしょうか。

海外移住経験のある筆者が、国際恋愛や国際結婚経験者の友人達に「国際恋愛/結婚において言語の壁は感じるかどうか」アンケートをしてみました。結果として、言語の違う相手との交際は、「言語の違い=壁」とは感じないほどのメリットも多くあることがわかりました。


 

■言語の壁は感じる?Noが多数派

この質問にYesと答えた人は40%、Noと答えた人は60%と、NoがYesを上回る結果となりました。ただ、両者から共通で聞かれたのは「文化の違いは大きい」という声です。

Yesと答えた人のほとんどが「言葉も含めて、文化の壁を感じる」という意見。しかしNoの答えた人も、「文化の壁は大きいが、言葉だけが問題なわけではない」と語る人が多く、実は「言葉」より「文化」の違いの方が関わりの上で大きな壁となることが明らかになりました。

「言語の壁が気にならないと言ったら嘘になるけど、人間コミュニケーションは国境関わらず努力次第。日本人同士でも分かり合えない人はいる」(ポルトガル人と交際歴6年)

言葉はあくまでコミュニケーションツールの一つなので、母国語が違うということだけが壁になるということではないようです。確かに、同じ日本人同士でも育った家庭や街の環境で習慣の違いがあったりしますよね。2人の人間が一緒に暮らす上で、言葉だけが大切なのではないいうことを改めて感じる結果となりました。


 

■母国語が違うパートナーと付き合うメリット

今回アンケートを取ってみて、言語の違う相手との交際はメリットもたくさんあるという意見が多いことが印象的でした。

「自分の知らない世界が広がる。相手の国のことを知ろうとするし、相手の言葉に興味を持つ。」(イタリア人と結婚歴5年)
「お互いに相手の言葉を勉強しようという前向きなスタンスでいられる」(スリランカ人と結婚歴1年)

文化の違いを楽しめる人が国際恋愛に向いているのかもしれません。違いが明確だからこそ、そういった面を埋めるための努力をお互いが惜しまないでいることが大切なようです。

一方で、根本的には分かり合えないという半ばあきらめも肝心なよう。
「デメリットは、お互いの言語をお互いが100%は永遠に理解できないってこと。ニュアンスが微妙に伝わらないことがある」(中国人と結婚歴3年)
「母国語が違うのはやはり文化も違うということ。ある程度わかりますが、やはり細かい心情はわからないからあきらめるという感じかな」(イタリア人と結婚歴19年)

国際恋愛カップルは、自分が伝えたいことが、思うように伝わらないストレスをお互いに理解しあってこそ成り立っているようです。一番多かった意見は「笑いのツボが違うのがもどかしい」という意見。中には「政治的に相容れない所がどうしても出てくるので、あまり深く話さないようにする」という、デリケートな意見もありました。


■国際恋愛ならではの言葉のルール

国際恋愛、特にすでに結婚をしているカップルの場合、どんな状況で何語を話すかをきちんと決めているカップルが多いことがわかりました。ほとんどのカップルが、喧嘩の時には言語を変えるそう。

「どっちかが有利にならないように、お互い第2外国語の英語で喧嘩する」「お互いがそれぞれの母国語で文句を言う」など、何語で話すかはカップルによって様々ですが、国際恋愛カップルの場合、喧嘩の時にも相手に100%は理解してもらえないことが大前提ということですね。

愛情表現をする時やからかう時にあえて別の言語を使うというカップルも多く、「ジョークで関わってきた色んな国の言葉を使ったりする」なんていう、ハイセンスな意見も飛び出しました。「愛情表現の時に外国語だとお互い直接的になれる」という意見も多く、母国語では恥ずかしい愛情表現も外国語だとお互いにオープンになれるというメリットもあるようです。

こうしてまとめてみると、結局は育った環境が違うもの同士が一緒になることの難しさは、国境が問題ではないという感じがしてきました。同じような問題は日本人同士でも起きることを考えると、国際恋愛は意外とメリットの方が多いのかもしれません。

(文/しらべぇ編集部・砂流恵介・辰巳真理)

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