非リア韓国人が愛する「ジャジャン麺」がウマい!恋人いらないレベル
おとなり韓国では、本日4月14日は「ブラックデー」と呼ばれている。バレンタインにもホワイトデーにも縁がなかった非リアたちが、黒い服を着て「ジャジャン麺」を食べるという日だ。
「韓国版ジャージャー麺」とも呼ばれるこの麺、「韓国で食ベると美味しく感じるけど、日本人が好きな味かはわからない」という情報もある。
しらべぇ取材班は未知の味を求め、コリアンタウンの代表格、新大久保へと向かった。
画像をもっと見る
■食べログ星1つも? 「玉ねぎだらけでマズイ」
「ジャンジャンハウス新大久保店」は、手打ち麺が特徴のコリアン中華のお店。店内は、韓国人らしき家族などのお客さんでにぎわっていた。
取材班はお目当ての「ジャジャン麺(700円)」を注文。付け合わせはたくあんだ。
15枚とかなりの量だが、ジャジャン麺と合わせて食べるとウマいらしい。
まずはジャジャン麺だけで食べてみると…かなり甘い。コクがなく薄まったデミグラスソースに、大量の玉ねぎがなんとも言えない味わいである。温度もぬるく、正直ウマいとは言い難い気も…。
もはや玉ねぎが多すぎて、わずかに入っている豚角切りがわかるのは3口に1口程度。麺はたしかに手打ちだけあり、コシもある中太麺で食べ応えが…これはまさに未体験の味だ。
こってりと甘すぎ、少し飽きてきたので、今度はたくあんと一緒に食べてみる。すると、たくあんの塩気と歯ごたえが加わり、意外とイケるではないか。
端が進み半分ほど食べると、スパイシーでも熱くもないのに、自然と体がポカポカと温まってきた。1口目はビックリだったが、食べ進めるうちにクセになり完食してしまう、不思議な食べ物である。
店長に、ブラックデーに食べに来る人はいるのか質問すると、ニヤリと笑って「ここにもたくさんくる、面白いネ」とのことだった。
関連記事:風邪ひきやすい人は意識してる?春の冷えにも「温朝食」
■カルディでもチャジャン麺の取り扱いアリ
日本向け韓国食品のブランド「キムチの壺 チャジャン麺」も、念のため試してみることに。
日本向けにアレンジされているからだろうか、やや玉ねぎは少なめの甘みのある肉味噌に仕上がっていて、ジャンジャンハウスほどの衝撃はなかった。
試しに、たくあんの代わりに豚ひき肉を合わせてみると…
先祖返りして、完全に中華のジャージャー麺そっくりになってしまった。
ジャジャン麺は「日本のラーメンのようなもの」とも評されているが、中国の麺類にルーツを持つところまで似ているようだ。
関連記事:女子に聞いた「男子の部屋にあると嬉しいもの」ランキング!1位は衣類消臭剤
■ぼっちのイベントが、合コン化…!?
このブラックデー、当初「ソルロブデ」と呼ばれるいわゆる韓国の非リアたちが、家で出前のジャジャン麺を食べはじめ、それがネット上で共有され始まっていったもの。
「最近のブラックデーは、シングルの男女が集まってそこから恋愛になるイベントになってしまった」
と、ある韓国人男性は悲しんでいた。
非リアのためのイベントだったものが、バレンタインデー、ホワイトデーで敗れたシングルたちの敗者復活戦の機会になりつつあるのが、ブラッグデーの現状のようだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・田村えま)
【ジャジャンハウス】
東京都新宿区歌舞伎町2-32-17 富士会館 1F
営業時間 11:00~23:00(L.O.22:30)
定休日 無休