地方出身者に聞いた!「東京コンプレックスを抱いてる?」

2016/04/16 18:00

「埼玉ディスりマンガ」として話題になった『翔んで埼玉』を読んだことはあるだろうか? 『パタリロ』で有名な魔夜峰央氏の著書で、一言で言うと埼玉県民が虐げられているギャグマンガである。

※画像はAmazonのスクリーンショット
(画像出典:Amazon

長い間、東京の隣という位置で「ださいたま」と揶揄されてきた埼玉県。しかし、当の埼玉県民が自分たち自身を「ダサい」と思っているかは不明だ。自分たちに強い誇りを持っている可能性もある。

そこでしらべぇ編集部では、全国の人たちに「東京出身や東京在住・在勤の人に対するコンプレックスがあるか」を調査してみた。



 

■ 「東京コンプレックス抱いてる?」地方出身者の本音は…

東京出身・東京在住者を除く全国の男女595名に調査した結果、「東京出身や東京在住・在勤の人に対するコンプレックスがある」と答えたのは11.8%

年代別では、20・30代女性の少なさが目立つ。

コンプレックス

一般的に、若い女性のほうが東京に憧れるイメージがありそうだが、最近はそうでもなくなってきているようだ。実際に地方出身で東京在住の人に聞いてみると…

「東京も、地方から出てきた人ばかり。ルーツをたどると、親か祖父母が地方から出て行っただけ」(40代女性)


とのこと。また、東京出身の人にも聞くと…

「地方のほうが伝統芸能とか、地元に信用できる人間関係があって羨ましい」(30代女性)


もはや、地方の人が持つ「東京コンプレックス」は減り、東京の人が「地方コンプレックス」を持つケースも出てきている時代なのかもしれない。


関連記事:地方の人が抱く「東京のイメージ」に驚き…移住経験者が語る

 

■ ネクストブレイクっぽい茨城県

近頃では、地方自治体による地域振興のキャンペーンも時として大きな話題になっている。たとえば茨城県では、渡辺直美やピースの綾部祐二らの協力を得て、自虐ネタPRを試みた。

「都道府県魅力ランキング(ブランド総合研究所)」で3年連続ワースト1に選ばれた茨城県だが、「のびしろ日本一」を標榜するあたり、他の県に対する劣等感は感じられない。むしろ、「自分は自分だ!」というすがすがしさすら感じられる。

時代の流れとともに、東京に対する地方の方の考え方は、今、変化の途中なのかもしれない。


・あわせて読みたい→地方の人が抱く「東京のイメージ」に驚き…移住経験者が語る

(取材・文/しらべぇ編集部・大空美南

qzoo調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo 
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:東京出身・東京在住者を除く全国の男女595名(有効回答数)

 

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