女教師が被害に…元教え子の高学歴ストーカー犯による意外な行動

2016/04/16 10:30

dimitris_k/iStock/Thinkstock
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ストーカーに狙われたことがある人間は驚くほど多い。とくに被害に遭いやすいのが春先だ。このシーズンは恋愛の季節でもあり、出会いや別れも多く、トラブルが始まりやすくなる。

そこで、今回は元探偵の記者の体験をふまえて、ある事件をご紹介したい。



 

■狙われた女性教師

「ストーカーに狙われている」


相談を持ち掛けたのは、ある高校に勤務する女性教師のAさんだ。彼女が被害に遭い始めたのは、その年の春ごろ。

はじめは無言電話が月に1~2度来る程度であったのが、日を追うごとに電話の回数が増えていき、被害を警察に届ける頃には1日に10回もの無言電話がきていた。

さらに、Aさんの自宅に何者かが荷物を置くようになった。荷物の中身は毎回違っていたが、たいていは飲食物である。ただ、そこには手紙も何もなく、何の目的で食べ物を置いて行ったのか分からなかった。

荷物が置かれるのは週に1度ほど。荷物は夜間のうちに玄関のドアノブに掛けられていることが多かったという。

これに恐怖した彼女は警察に相談したが、それだけでは不安を抑えきれず、頼れる人間も近くに居なかったため、探偵に相談して何とかストーカー犯を特定してもらおうとしたのだ。


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■現れた不審者

ストーカーを見つけるためにAさんが住む自宅アパート付近を張り込んだ。さらに自宅の玄関とベランダ側に監視カメラを設置。夜間に家に近付いた人間が分かりやすいように、赤外線照射装置も取り付けられた。

それから張り込みを行い続けて2日後の深夜12時過ぎ、記者たちが乗るワンボックスの前をひとりの男性が通り過ぎた。しかも、手には紙袋を持っている。ストーカー犯が正体を現したのだ。

怪しいと思い監視を続けると、男性はアパートの階段を上り、そのままAさんの部屋の前に立った。そして、ドアノブに紙袋をかけたあと、耳をドアに当て、中の音を探るそぶりをみせた。

その後、男性はかがみ込んでドアポストの中を確認。そのまま数分の間、Aさんの部屋の前から動くことはなかった。


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■犯人の正体は…

Aさんの住むアパートに紙袋を置いた男性を尾行した結果、男性の名前を知ることが出来た。さらにその後、某有名大学の学生であることも判明。

この事実をAさんに伝えた所、男性はかつてのAさんの教え子であることがわかったのである。


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■高学歴な人間ほどストーカーに走りやすい?

ストーカーになりやすい人間はプライドが高いと言われているが、反対に自分に対する自信がない人が多い。プライドの高さとは、自信のなさの現れでもあるからだ。

また、この手のタイプの男性は努力家が多く、高学歴の人間が多いのも特徴だ。人間としての自信がない分、ステイタスを得るために、学歴や社会的地位に依存しがちなのである。

しかし、そのプライドがあまりにも安っぽいためか、簡単なことで傷つき、ストーカー化した人間は数知れない。

昔から男性にはプライドが必要と言われるが、本当にプライドが必要なのか……もしも春に新しい出会いがあり、その相手が学歴自慢の多い男性なら、別れ際には注意が必要だ。

(取材・文/しらべぇ編集部・サナダテツヤ

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