スマホ地図におばさま困った「真北が上じゃないと無理!」

2016/04/16 11:00

地図

初めて訪れる場所へ向かおうと、地図を頼りに歩き始めたまではいいが、途中で道に迷ってしまうことがある。

迷うことが度重なると、うんざりだ。「方向音痴だから仕方ない」とあきらめてしまう人も多いことだろう。 しかし迷ってしまう原因は、地図の方にあるかもしれない。

スマホのアプリが提供している地図は、「真北が上」とは限らない。道案内ナビも同様である。駅や街角に方角サインとともに設けられている案内地図にも同じ傾向が見られる。


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■「真北が上じゃないから…」


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しらべぇ編集部の調査によると、「真北が上になっていない地図を使うと道に迷う」という人の割合は29.6%

性別では、男性の24.0%に対し女性は35.2%の割合で「迷う」人がいる。こうした地図はけっこう見かけるので、女性には厳しいところがありそうだ。


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■40代男女で「地図格差」


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性年代別に見ると、男女差が最も顕著なのは40代で、男性=17.8%、女性=39.6%。格差が2倍に広がる。

そう聞くと、ベストセラーになった翻訳本「話を聞かない男、地図が読めない女」著:アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ)を思い出す人もあるだろう。

年代別に話を戻すと、60代も33.1%と数値が高め。国土地理院が発行している官製地図は真北が上を基本としているし、市販の地図もならっていることが多い。

地図といえば「紙もの」を当然としてきた世代でも、違和感を覚えている人がかなりいるということになる。


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■「コミュ力」活用で乗り切りたい

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現状は、「真北が上」派にとっては厳しいところ。もはや道に迷っても当然である。併せて調査では、「真北が上」派には「コミュニケーション力が高い」と自負している人が多い(37.0%)こともわかった。

となると、「おかしいな」と思ったときには早々にあきらめて誰かに道を尋ねるなど、持ち前のコミュ力で乗り切っていただきたいところだ。

(文/しらべぇ編集部・上泉純

qzoo調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2016年1月22日~2016年1月25日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)

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地図調査話を聞かない男、地図が読めない女
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