草食系は出世困難?異性への告白回数と出世との関係
男女の交際の契機となる「告白」。当事者として、甘酸っぱい想い出が残っている人も多いことだろう。しかしながら、ここ近年、増加を続けているという「草食系」。
恋愛に対して慎重、受身、臆病であり、異性へ告白することをためらう若者が増えていることが伺える。ところで、この異性への告白。人生で経験した回数が、その人の出世にも大きく影響を与えているようだ。
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■10回以上告白の「猛者」は少数派
しらべぇ編集部では全国の20代~60代の男女へ「今までの異性への告白回数は?」という内容のアンケートを実施。その結果、男性の6割弱、女性の8割強が「0~2回」という結果になった。
「10回以上」の告白経験者も存在したが、わずかな数値。日本人の奥手さがあらわれた結果ではないだろうか。
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■高年収の人ほど積極的に異性にアタック
収入の観点では、どうだろうか。男性のデータを抽出してみると…
もっとも注目すべきは、これまで告白を6回以上してきた人の割合。年収700万円以上の層になると、全体の約2割。年収700万円未満の層と比べると、倍以上の割合になっている。
さらに、1,000万円以上の層では、10回以上告白した経験のある割合が、なんと14.7%。他の収入層と比べて、断トツで高い結果である。
出世競争を勝ち抜き、高収入をあげている人ほど、過去に異性にアタックした経験が豊富という傾向か。
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●草食系男子は、どう思う?
それでは、この調査結果を受けて、草食系の若者たちはどう感じるのだろうか。草食系がとくに多いと言われている、20代の男性たちの感想を聞いてみた。
「たしかに出世している人ほど、女性に対して積極的だと思う。なんにおいてもガツガツしてると言うか…。自分も憧れるけど、なかなか同じようにできそうにない」(20代男性・金融機関勤務)
「何事にも積極的な人ほど出世することは想像できるが、だからと言って肉食系にはなれそうにない」(20代男性・メーカー勤務)
憧れを感じつつ、自分は肉食系のようになれそうにない。劣等感を抱く若者がいる一方、
「出世には、とくに興味がない」(20代男性・システムエンジニア)
「ガツガツして女の子に嫌われたくない」(20代男性・メーカー勤務)
この調査結果を見たところで、特段何も感じない意見も少なくない。いわゆる「さとり世代」の特徴そのまま、出世にも恋愛にも、大きな希望を抱かない20代も多いようだ。野望を抱かない若者が増えつつある日本の社会。少し寂しい気もするのだが…。
(取材・文/しらべぇ編集部・桜井洸希)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1341名(有効回答数)