これでもいいの?大地震への備え「あきらめ」6割に迫る

4月14日、熊本県で震度7の揺れを観測した「熊本地震」から丸一日がたった4月16日未明、再び同県内を震源とする震度6強の地震が発生した。

一連の地震について気象庁は、16日の揺れが「本震にあたる」という見解を発表。14日からの地震は本震の前触れで、「前震」に過ぎなかったということになる。


 

■地震には「備え」が大切

東京都 防災ブック 東京防災 2015
「東京都 防災ブック 東京防災 2015」画像出典:flickr ©Tatsuo Yamashita

地震の恐ろしさはいうまでもない。近い将来の発生で大きな被害が予想されている地震には「東海」「南海」「東南海」「首都圏直下型」などがある。

よくいわれるのが、地震には「備えが大切」だということ。一例として、東京都の防災マニュアル本「東京防災」が「今やろう」と提唱している「10の防災アクション」を挙げてみよう。


①日常備蓄を始めよう
②非常用持ち出し袋を用意しよう
③大切な物をまとめておこう

④部屋の安全を確認しよう
⑤家具類の転倒防止をしよう
⑥耐震化チェックをしよう

⑦避難先を確認しよう
⑧家族会議を開こう
⑨災害情報サービスに登録しよう
⑩防火防災訓練に参加しよう


いずれも「いざそのとき」では間に合わないことばかりだ。


 

■「備えたいが実行できず」

グラフ

アンケートサイト「マインドソナー」を用いての調査によると、「大地震に備えたいが実行できないでいる」という人の割合は約53%

2人に1人は、「備え」の必要性を認識しながらも実行となると二の足を踏んだままという状況にあるようだ。


■「備えあきらめ」6割に迫る

グラフ

一方、同じく「マインドソナー」を用いての調査では、「大地震には備えようがない」という人も約58%いる。

たしかに人は無力だ。自然の脅威に打ち勝てるような力を「もともと」備えてはいないだろう。

しかし「もともと」であきらめていていいものだろうか。自分なりに何かひとつでも、即座に実行できる「備え」がないかを改めて考えてみたいところだ。


■生活再建は「待ったなし」

乾パン
©写真AC

なお地震などの災害は、発生すなわち「終わり」とはならない。

発生時に命さえ守ることができれば、生活の再建は待ったなし。その日が「始まり」になるのだから。

※あわせて読みたい → 大地震への「備え不足」を実感9割 阪神・淡路から21年

(文/しらべぇ編集部・前田昌宏

あなたにオススメ