トクホ飲料を自作？「難消化性デキストリン」のダイエット効果とは

2016/04/21 19:00

「難消化性デキストリン」という食品が注目を集めている。

これは糖や脂肪の吸収スピードを抑えたり、腸の調子を整える作用があるデンプンの一種のこと。料理や飲み物に混ぜて摂取することでダイエットに効果的なのだとか。

また、昨今人気の「特定保健用食品（トクホ）」には糖や脂肪の吸収を抑えるタイプの商品があるが、その中にはこの難消化性デキストリンが入っているものも多い。つまり、難消化性デキストリンさえあればいつでも好きな時にトクホ飲料が作れるというわけだ。

しかも、ネット通販などで400g入りで800円前後で購入でき、トクホ飲料を買うよりも安上がりである。

ネットの口コミをみると「飲んだだけで便秘が解消し、無理なく痩せられた」「びっくりするほどお通じがよくなった」という声もあるが、実際の効果はどれほどのものなのだろうか？

しらべぇ編集部では、この難消化性デキストリンを1カ月摂取し続けたという20代女性に話を聞いた。

■難消化性デキストリンのダイエット効果は？

「毎日、30g程度摂取していますが、いまのところ体重や体脂肪は減少していません。お腹を下すとまではいきませんが、少し便が柔らかくなったなと感じます。

ただ、以前に比べてお腹が減りにくくなっているので、継続して飲み続けたい」

「いつも飲み物に溶かして摂取しているのですが、少しクセのある甘みととろみがつきます。ミネラルウォーターに溶かしたら後味が気になったので、コーヒーやお茶など味の濃いものに溶かしたほうが飲みやすいかも。

ちなみに冷たいものよりも温かいもののほうがすぐに溶けたので、粉末が残るのが嫌な人は温かいものに溶かすといいと思います。空腹がまぎれるので、食事量を抑えるために食前に飲むのがオススメです」

1カ月間の摂取で「空腹感が抑えられた」という効果はあったものの、体重などの数字の変化はまだない模様。

どんなダイエット食品でも効果は個人差があるだろうが、「飲むだけ」というのは手軽で魅力的である。興味のある人は試してみるのもいいかもしれない。

（取材・文／しらべぇ編集部・サ乙）