震災の影響でキャンセル続出!熊本のいちご農家を応援したい
熊本・大分を中心に起きた大地震からおよそ1週間、現地はいまだ余震に悩まされ、避難所でも多くの人々が厳しい生活を強いられている。
しかしそれだけではなく、さまざまな余波が拡がっているようだ。
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■菊池市の七城メロンドームで聞いた
しらべぇ取材班は、熊本県菊池市にある道の駅「七城メロンドーム」を訪れた。こちらはすでに通常営業を行なっており、平日の午前中にはある程度、地元の客が訪れている。
しかし、売られているものの価格を見てみると…
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■いちご1箱が700円
採れたての新鮮ないちごが、箱入りで700円。しかも、ブランドいちごの「紅ほっぺ」だ。「ジャム用」と書かれたやや小粒なものは、1箱で450円という安さとなっている。
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■1週間で120組のいちご狩りがキャンセル
ちょうど道の駅に納品しに来ていたいちご農園『七楽の里』の生産者に話を聞いたところ、この1週間だけで120組のいちご狩りがすでにキャンセルされたという。
今まさに旬を迎えたいちごは次々と熟していくため、通常よりかなり安く出荷しているがそれでもさばききれず、数多く廃棄している状況とのこと。収穫期の限られた農家にとっては、大きな痛手だ。
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■フルーツ王国熊本の魅力
熊本県はいちごの生産量で全国3位(2013年・11,900トン)の規模を誇る。デコポンや西瓜、メロンなど、実りゆたかな果物でも全国的に知られている。
「買って・食べて応援」という支援が定着しつつあるのは喜ばしいことだが、いちごに限らず農家が1年(ときにはそれ以上)がかりで育てた作物が出荷できず苦しんでいるという現状をひとりでも多くに知っていただきたい。
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■菊池市のレストランにいちごを差し入れ
取材班も2箱購入し、菊池市でピッツェリア『イルフォルノドーロ』を営む原田シェフに差し入れ。同店は、濁り水の影響でサラダや氷がつくれないものの元気に営業中で、原田シェフ自身も避難所での炊き出しなど支援を行なっている。
(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)