お好み焼きの「大阪風」と「広島風」 こだわりがない地域は…
お好み焼きの大阪風と広島風。具材や作り方に違いがあり、どちらにも根強いファンがいる。だが、中にはそうしたこだわりを強く持たない人もいるようだ。
しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の男女1348名を対象に調査してみた。
■お好み焼きの大阪風か広島風か…3人に1人は「どうでもいい」
「お好み焼きの『大阪風』と『広島風』はどうでもいい」と思っている人は全体で37.4%。性年代別で見ると、男性に関心のない人が多いとわかる。
また、年齢が上がるにつれて「どちらでもいい」と思う人が増えているが…なぜだろうか。ソースで味が濃い食べ物なゆえ、そもそも食べるのを控えている年配層がいるとも考えられるかも。
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■大阪よりこだわる県は…
都道府県別でみると、静岡県民や京都府民は、お好み焼きにそれほどこだわりがないと明らかに。
ここで注目すべきなのが、大阪だ。平均値よりも無関心な人は少ないものの、「3割近くもいるのか!」と驚く大阪府民がいるかもしれない。
一方で、大阪府民よりもこだわりを持った人が多かったのは、愛知県民と兵庫県民だった。
「大阪風」を「関西風」と表現することもあるが、大阪以上に関西風のお好み焼きに誇りを持っているのは、兵庫県民に多いと言えるかも。
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■こだわりの少ない自由業
最後に、職業別で比較してみよう。
女性にこだわりを持った人が多いとわかっているため、専業主婦(夫)でも大阪風か広島風かは気になる人が多いのは納得だろう。
一方で、自由業の人では「どうでもいい」と考える人が半数も超えていたのは興味深い。仕事柄、融通を利かせたり、柔軟な対応が求められることの多い自由業の人は、食べ物への特別なこだわりもないのだろうか。
このように、お好み焼きへのこだわりのがない人も見られたわけだが、たとえどちらであってもお好み焼きが好きだという人が多いと言えるのかもしれない。
ちなみに、お好み焼きのほかにも、桜餅(長命寺と道明寺)や稲荷ずし(関東は俵型、関西は具入りの三角形)、トコロテン(関東は酢醤油、関西は黒蜜)のように、同じ名前でありながら地域で異なる食べ物がある。
少し気にしながら食べてみると面白いだろう。
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(文/しらべぇ編集部・県田勢)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)