突然店員からプライベートの連絡が…個人情報悪用の恐怖4つ
買い物に行った際、その店の会員証やポイントカードなどを作るために、電話番号などの個人情報を記入したことのある人は多いはず。しかし、それがきっかけで「突然店員からプライベートの連絡が来た」という話も存在する。
買ったものについての連絡などではなく、プライベートの誘いであるならば、それは個人情報の悪用でしかない。しらべぇ取材班は、そうした経験をした女性たちに話を聞いた。
①クレジットカードを作ったら…
「ショッピングセンターなどにあるクレジットカードのカウンターでカードを申し込んだのですが、その後日、カード申し込み時に対応してくれた男性スタッフから携帯に電話が来たんです。
『よかったら今度飲みに行きませんか?』と言われましたが、怖くて着信拒否にしました」(28歳女性)
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②携帯電話を買ったら…
「電気屋さんにある携帯販売コーナーで新しいスマホを買った翌日、知らない番号から着信が。『仕事関係の人かもしれない』と思ってかけ直すと、スマホを買った時の男性店員でした。
『すごくタイプだったので、こんなこといつもはしないんですが、どうしてもチャンスを逃したくなくて……』などと言われましたが、携帯を扱ってるなら自分が気に入った人の電話番号を簡単に調べられるし『常習犯では?』と思いました」(22歳女性)
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③美容室に行ったら…
「ある日、帰宅すると玄関のドアに袋がぶら下がっていて、中にお菓子が入っていました。『誰が置いていったんだろう?』と思っていたら、行きつけの美容室のスタイリストから『旅行のお土産を家に届けておきました、よかったら食べて下さい』というメールが。
個人的に連絡先を交換したわけでもないので、ポイントカードを見たのでしょうが、勝手に家に来るなんて怖すぎる。
それ以来、その美容院には行っていませんが、たまに男性から『元気?』とメールがくるんです。家も知られているし、引っ越しを考えています」(27歳女性)
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④引っ越しをしたら…
「この春から一人暮らしを始めたんですが、引っ越しの際にお世話になった不動産屋のおじさんからよく連絡が来るんです。最初は『何か困ったことない?』といった連絡だったんですが、最近は『ご飯食べに行こうよ』と言われるようになって。
断り続けているのですが、突然家に来られたらと思うと不安です」(20歳女性)
女性たちの中には、「そのお店に苦情を入れようとも思ったが、個人情報が知られているために逆恨みなどが怖くてできない」と話す人もいた。
客の個人情報を私的利用することは絶対にいけない行為である。店側はスタッフの意識管理を徹底してほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・サ乙)