男子が日傘をさすのはキモい?「男女差別だ!」の声も
初夏の訪れを感じるこの季節は紫外線も強くなるため、大切なのが日焼け対策。女性の中には日傘をさして対策を行なう人もいるが、一方、男性で見かけることは少ない。
日焼け対策や熱中症予防に日傘は有効だが、女性のイメージが強いアイテムだけに、男性が使うことに違和感を覚えるのだろうか?
■女性のほうが「アリ」だと思っているものの…
しらべぇ編集部が全国の男女1352名に調査を行なったところ、「男子が日傘をさすのはアリだと思う」と答えたのは全体の30.3%。
男女別では女性のほうが「アリ」だと思っている人が多いこともわかった。自分たちが使う分、その有効さを理解しているからだろうか。
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■暑がり男子の意見は…
やはり、現時点では多くの人が「男子の日傘使いはナシ」だと判断した今回の調査。しらべぇ取材班は結果を、日傘男子であるHさん(20代・男性)に伝えてみた。
「僕は暑がりで肌も弱いので、日傘がないと夏は本当にしんどいんですよ。汗かっきだから髪形も崩れやすいし、紫外線で肌も真っ赤になってしまう。
それなのに女子の中には『男のくせして日傘とかあり得ない』という人もいます。多くの女子は「ふーん」「まあいいんじゃない?(笑)」くらいの反応なんですけど、やっぱりたまに言われると嫌なものです。
暑さ対策という意味では、短パンを履いていたら『すね毛がキモい』と言われたことだってあります。でも、正直どんな格好しても僕の自由じゃないですか? お互い恋愛対象として見てないわけだし、自分の価値観を押し付けないでほしい…。
というか、夏に長いパンツはほんと暑いんですよ…女子はショートパンツだから知らないのかな。『男はこうあるべき』って押し付けは、小さいことだけど男女差別だなあ、と思いますね」
年々暑くなる日本の夏。日中は35度を超えることも今や珍しくないが、男性で悩んでいる人もいるようだ。
実際のところ、日傘をさすのとささないのでは、体感温度が8~10度程度違うという説もある。性別に左右されず、「いいものはいい」とニュートラルに判断できる、そんな時代にはやくなればいいのだが…。
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(取材・文/しらべぇ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の男女1352名(有効回答数)